千夜アリア

(つれていくよ)

「連れていくよ」

(あきらめてしまえばらくだからなんてざれごとさ)

諦めてしまえば 楽だからなんて戯言さ

(あっけなくいまつきはなせるおもいだけじゃない)

呆気なく 今 突き放せる 思いだけじゃない

(おおきなゆうひまるでこうふくをせまるように)

大きな夕日まるで 降伏を迫るように

(そらをわたってしずんでいく)

空を渡って沈んでいく

(そんなきがするのなら)

そんな気がするのなら

(てをとってしまおう)

手を取ってしまおう

(せかいにおびえないでいい)

世界に怯えないでいい

(おれんじがいまきえさっても)

オレンジが今 消え去っても

(いくんだしゃようのむこうへと)

行くんだ 斜陽の向こうへと

(ねがいをこめたむかしばなしのように)

願いを込めた昔話のように

(いくどもいくどもくちずさんだなら)

幾度も 幾度も 口ずさんだなら

(やるせないよるなどきっとすぐ)

やるせない夜など きっとすぐ

(かけぬけてしまうだろう)

駆け抜けてしまうだろう

(くれなずむそらのしたでなびくうたは)

暮れなずむ空の下で 靡く歌は

(そのむねにあずけたいせんやのめろでぃ)

その胸に預けたい千夜のメロディ

(かなうならみらいへはきみと)

叶うなら未来へはキミと

(ｏｈｓｏｎｇｇｏｅｓｏｎ)

(oh song goes on…)

(みてみぬふりすればやりすごせそうなしゅんかんを)

見て見ぬ振りすれば やり過ごせそうな瞬間を

(みすごせずたちどまってるのはよわいわけじゃない)

見過ごせず 立ち止まってるのは 弱いわけじゃない

(まちをきりとってゆくわがものがおのたそがれ)

街を切り取ってゆく 我が物顔の黄昏

(もしもきょうがくちはてても)

もしも今日が朽ち果てても

(そこでおわりじゃないから)

そこで終わりじゃないから

(せんめいなこころを)

鮮明な心を

(あすへとわたしてみたい)

明日へと渡してみたい

(きずもきたいもまだらのままで)

傷も 期待も まだらのままで

(ざんしょうにひとみがゆらめくままで)

残照に 瞳が 揺らめくままで

(ひかったながれぼしをおいかけよう)

光った流れ星を追いかけよう

(こがれてとおくてまぶしいみちゆき)

焦がれて 遠くて 眩しい道ゆき

(とめどないさびしさしるほど)

とめどない寂しさ知るほど

(そばにいたくなるよ)

側にいたくなるよ

(くらがりのそらへひびいてゆくうたが)

暗がりの空へ 響いてゆく歌が

(そのむねをあたためていますように)

その胸を温めていますように

(つれていくよ)

「連れていくよ」

(たいようかげるときも)

太陽 翳る時も

(おくせずいられるやくそくのひまで)

臆せずいられる約束の日まで

(ながれてくありあのせんりつ)

流れてくアリアの旋律

(いつかくるひをしんじて)

いつか来る日を信じて

(ねがいをこめたむかしばなしのように)

願いを込めた昔話のように

(いくどもいくどもくちずさんだなら)

幾度も 幾度も 口ずさんだなら

(やるせないよるなどふたりは)

やるせない夜など 二人は

(かけぬけてしまうだろう)

駆け抜けてしまうだろう

(くれなずむそらのしたでなびくうたは)

暮れなずむ空の下で 靡く歌は

(そのむねにあずけたいせんやのめろでぃ)

その胸に預けたい千夜のメロディ

(かなうならみらいへはきみと)

叶うなら未来へはキミと