強がりと弱虫

(いたいけなまちにはいがかかった)

いたいけな街に灰がかかった

(てにとるようにわかってたきょうが)

手に取るようにわかってた今日が

(みえなくなるごご)

見えなくなる午後

(おかしはきれたよ)

お菓子は切れたよ

(うらやましくってうそばかりついた)

羨ましくって嘘ばかりついた

(ひとがきらいなふりしてこどくをえんじた)

人が嫌いなふりして孤独を演じた

(つよがりとよわむしはどうぎごです)

強がりと弱虫は同義語です

(いつまでもこないまちあわせのじかん)

いつまでも来ない待ち合わせの時間

(さびしいな)

寂しいな

(もうまよわせないでよ)

もう迷わせないでよ

(まよわせないでよ)

迷わせないでよ

(せかいじゅうがてきになってもみかたでいるとか)

世界中が敵になっても味方でいるとか

(いってくれよ)

言ってくれよ

(どうかまだ)

どうかまだ

(どうかまだぼくにもひかりをちょうだい)

どうかまだ僕にも光をちょうだい

(きよくなきがらをおもわせて)

清く亡きがらを想わせて

(にぎりしめたいのちからがらだ)

握り締めた命からがらだ

(がれきとあおとほしぞらと)

瓦礫と青と星空と

(いつかのゆめでみたもようと)

いつかの夢で見た模様と

(きわでかまわないから)

際で構わないから

(ぼくにみせてくれ)

僕に見せてくれ

(かくしたほこりをだきかかえた)

隠した誇りを抱きかかえた

(いまだ)

今だ

(みせるときだ)

見せる時だ

(でもゆうきがない)

でも勇気がない

(もうまよわせないでよ)

もう迷わせないでよ

(まよわせないでよ)

迷わせないでよ

(せかいじゅうがてきになってもみかたでいるとか)

世界中が敵になっても味方でいるとか

(いってくれよ)

言ってくれよ

(どうかまだ)

どうかまだ

(どうかまだぼくにもひかりをちょうだい)

どうかまだ僕にも光をちょうだい

(きよくなきがらをおもわせて)

清く亡きがらを想わせて

(にぎりしめたいのちからがらだ)

握り締めた命からがらだ

(たゆませないでよ)

弛ませないでよ

(たゆませないでよ)

弛ませないでよ

(うそでもいいからてんさいだっていってくれよ)

嘘でもいいから天才だって言ってくれよ

(どうかまだ)

どうかまだ

(どうかまだぼくらのじだいをつなげてよ)

どうかまだ僕らの時代を繋げてよ

(あさいこきゅうからぬけだして)

浅い呼吸から抜け出して

(しぼりだしたこえがらがらだ)

絞り出した声ガラガラだ