「意味を見るのは覚悟してください。」8

(２５にんくらいになっていた。)

25人くらいになっていた。

(ななさい)

七歳

(そろそろ、おもちゃであそぶとしでもなくなったし、)

そろそろ、おもちゃで遊ぶ歳でもなくなったし、

(いままでつかってきたおもちゃをすててしまい、)

今まで使ってきたおもちゃを捨ててしまい、

(あたらしいものをかい、)

新しいものを買い、

(しゅくだいをすることにした。)

宿題をすることにした。

(でも、しゅくだいをよごしちゃって、)

でも、宿題を汚しちゃって、

(せんせいにいかられた！)

先生に怒られた！

(はっさい)

八歳

(くらすがえをした！)

クラス替えをした！

(まえおなじくらすだったこもいて、)

前同じクラスだった子もいて、

(なぜかわたしをさけていく。)

なぜか私を避けていく。

(それからも、みんなにこわがられ)

それからも、みんなに怖がられ

(ひとりになっちゃった！)

一人になっちゃった！

(でも、だいじょうぶ。)

でも、大丈夫。

(きゅうさい)

九歳

(べんきょうもむずかしくなってきた。)

勉強も難しくなってきた。

(てすとでいいてんをとれないし、)

テストでいい点を取れないし、

(かんじはちゃんとおぼえられないし。)

漢字はちゃんと覚えられないし。

(りかとかしゃかいもでてきて、)

理科とか社会も出てきて、

(べんきょうがきらいになってきちゃった。)

勉強が嫌いになってきちゃった。

(おかあさんにらいしゅう、しゅとにいきたいとおねがいしてみよう。)

お母さんに来週、首都に行きたいとお願いしてみよう。

(じゅっさい)

十歳

(なぜだかわからないけど、べんきょうがきゅうにかんたんになった。)

何故だかわからないけど、勉強が急に簡単になった。

(へいじつなのにがっこうがなかったり、)

平日なのに学校がなかったり、

(１じかんのひがでてきたりした。)

1時間の日が出てきたりした。

(べんきょうも１ねんせいれべるになって、)

勉強も1年生レベルになって、

(すごくらくになった。)

すごく楽になった。

(ほんとうに、かんたんにしてくれたひとにかんしゃしたい。)

本当に、簡単にしてくれた人に感謝したい。

(じゅういっさい)

十一歳

(うちのおとうさんがはたらいているかいしゃがとうさんしてしまった。)

うちのお父さんが働いている会社が倒産してしまった。

(おとうさんはしごとをさがすのにじかんがかかっている。)

お父さんは仕事を探すのに時間がかかっている。

(なんでだろう。)

なんでだろう。

(そうだ、あした、もういっかいしゅとにいきたいといおう。)

そうだ、明日、もう一回首都に行きたいと言おう。

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(．．．あれ？)

...あれ？

(じゅうにさいからじゅうさんさいのぺーじがやぶれている。)

十二歳から十三歳のページが破れている。

(ごめんね！じゅうよんさいからはのこってるから！)

ごめんね！十四歳からは残ってるから！

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(じゅうよんさい)

十四歳

(きょうはさんさいをとりにいった。)

今日は山菜を取りに行った。

(なぜだか、かごがあかくなってしまった。)

何故だか、籠が赤くなってしまった。

(いちおう、かばんにはすまほとおさいふ、あとは・・・)

一応、かばんにはスマホとお財布、あとは・・・

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(．．．またやぶれてるのか！)

...また破れてるのか！

(ごめんね！もうにっきはこれでおわりなんだよね)

ごめんね！もう日記はこれで終わりなんだよね

(わたしのこと、わかってくれたかな！)

私のこと、わかってくれたかな！

(じゃあ、ばいばい！)

じゃあ、バイバイ！