ファニーウェイル / Yasson

(はいのおくにかいたじょうひつが たいとろーぷじょうでゆらいでる)

肺の奥に書いた冗筆が タイトロープ上で揺らいでる

(さいどぼくになにかいいたげな あんたのくちをふさいでへいかい)

再度僕に何か言いたげな あんたの口を塞いで 炳誡

(あんそくとしはいとそうしつが あいそとーぷなんてばかげてる)

安息と支配と喪失が アイソトープなんて馬鹿げてる

(なんてこともないがほんしつは さびてもろくどうこくにうんでいた)

なんて事も無いが 本質は 錆びて脆く慟哭に倦んでいた

(ぼんのうそうぞうこえてこっちょう かどちがいにてかどがたつ)

煩悩 想像超えて骨頂 門違いにて角が立つ

(ゆうれいないしろうたい あてどなくまいどすがったようになくのなら)

幽霊乃至陋態 当て所無く毎度縋った様に泣くのなら

(そのはらわたとはれためのなか いますぐここにぜんぶほうりだせ)

その腑と 腫れた目の中 今直ぐ此処に全部放り出せ

(ぱっぱらっぱおどりあかすのだ かちなんてとうにきえただろ)

パッパラッパ 踊り明かすのだ 価値なんて疾うに消えただろ

(たったらったおとかさねれば しょうこりもなくさんかをうたえよ)

タッタラッタ 音重ねれば 性懲りも無く惨禍を歌えよ

(そんざいしょうめいもさまになったった)

存在証明も様になっタッタ

(かんぜんちょうあくさいばん さぁあんたはぼくのせかいにまよいこんだ)

勧善懲悪裁判 さぁあんたは僕の世界に迷い込んだ

(でぐちのないしょうどへようこそ)

出口の無い焦土へようこそ

(あんたはしんでいたいの はたまたしょうにんよっきゅうにひたってんの)

あんたは死んでいたいの？ はたまた承認欲求に浸ってんの？

(こたえぬならだんざいきょしんたんかいだ)

答えぬなら断罪 虚心坦懐だ

(はいぼくもないがしょうりもない がんさくのみらいをかかげてる)

敗北も無いが勝利も無い 贋作の未来を掲げてる

(はいとくときたいがこうさした ばるばろいなどすぐにきえるから)

背徳と期待が巧詐した バルバロイなど直ぐに消えるから

(かんじょうさんじょうみせたげんぞう しかしてかおをしかめたじんせいかん)

感情 惨状見せた現像 而して顔を顰めた人生観

(かんそう)

間奏

(そうぼんのうそうぞうこえてこっちょう はじがほどけてはじさらす)

然う 煩悩 想像超えて骨頂 把持が解けて恥晒す

(だいせいかいだったようだ やっぱりつまんないな)

大正解だったようだ やっぱりつまんないな

(うれいをおびたせかい)

憂いを帯びた世界

(もてあますいたずらなこころのなか うわがきでしゅうせい)

持て余す徒な心の中 上書きで修正

(さいげんないしそーらす あてどなくまいどすがったようになくのなら)

際限無いシソーラス 当て所無く毎度縋った様に泣くのなら

(そのはらわたとはれためのなか いますぐここにぜんぶほうりだせ)

その腑と 腫れた目の中 今直ぐ此処に全部放り出せ

(ぱっぱらっぱのどをからすのだ かちなんてとうにきえただろ)

パッパラッパ 喉を枯らすのだ 価値なんて疾うに消えただろ

(たったらったおとかさねれば しょうこりもなくさんかをうたえよ)

タッタラッタ 音重ねれば 性懲りも無く讃歌を歌えよ

(あくとくしょうばいもさまになったった)

悪徳商売も様になっタッタ