愛のテーマ～愛と死の輪舞

(えりざべーと)

エリザベート

(いまこそ)

今こそ

(よみのせかいへ)

黄泉の世界へ

(むかえよう)

迎えよう

(よみのせかい)

黄泉の世界...？

(わたしをかえして)

私を帰して！

(そのひとみがむねをこがし まなざしがつきささる)

その瞳が胸を焦がし 眼差しが突き刺さる

(いきさえもおれをとらえ こおったこころとかす)

息さえも俺を捕らえ 凍った心溶かす

(ただのしょうじょのはずなのに おれのすべてがくずれる)

ただの少女のはずなのに 俺のすべてが崩れる

(たったひとりのにんげんなのに おれをふるえさせる)

たった独りの人間なのに 俺を震えさせる

(おまえのいのちうばうかわり)

お前の命奪う代わり

(いきたおまえにあいされたいんだ)

生きたお前に愛されたいんだ

(きんじられたあいのたぶーに)

禁じられた愛のタブーに

(おれはいまふみだす)

俺は今踏み出す

(こころにめばえたこのおもい からだにきざまれて)

心に芽生えたこの思い 体に刻まれて

(あおいちをながすきずぐちは おまえだけがいやせる)

青い血を流す傷口は お前だけが癒せる

(かえしてやろうこのいのちを)

返してやろう　この命を

(そのときおまえはおれをわすれさる)

その時お前は俺を忘れ去る

(おまえのあいをかちうるまで)

お前の愛を勝ちうるまで

(おいかけよう)

追いかけよう

(どこまでもおいかけてゆこう)

何処までも　追いかけて行こう

(あいとしのろんど)

愛と死の輪舞

(ししぃ)

シシィ！

(いきてる)

生きてる！

(まって)

待って！

(だれにいっているの)

誰に言っているの？

(たしかにそこにいるのあなた)

確かにそこにいるの　あなた

(うわごとね)

うわ言ね

(わたしにだけみえている)

私にだけ見えている

(まぼろしをみている)

幻を見ている

(だれかはしらないでもおぼえてる)

誰かは知らない　でも覚えてる

(ねつがある)

熱がある

(たすけてくれたの)

助けてくれたの

(さあよこになりなさい)

さあ　横になりなさい

(かみさまがたすけてくださったのよ)

神様が助けてくださったのよ

(たすけてくれたのはかみさまじゃない よみのていおうだ)

助けてくれたのは神様じゃない 黄泉の帝王だ

(しのあいうんぐらんであもーれ)

死の愛...ウングランデアモーレ！

(いだいなる あいがめばえたのだ)

偉大なる 愛が芽生えたのだ！