人並み人生ライフ

(だいたいそれたりてないじゃない)

大体それ足りてないじゃない

(わかりあえないあなたにあきあき)

分かり合えないあなたに飽き飽き

(いっかいあきらめていいんじゃない)

一回諦めていいんじゃない

(ひとりさみしくよるのせかいへどうぞ)

一人寂しく夜の世界へどうぞ

(そんざいをたしかめたいじゃない)

存在を確かめたいじゃない

(のべつまくなしあたまにまじない)

のべつ幕無し 頭に呪い

(ぜったいてきなのはあいじゃない)

絶対的なのは愛じゃない

(かざしてみてもちんぷんかんぷん)

かざしてみても ちんぷんかんぷん

(まえにならって)

前に倣って

(こえだせ)

声出せ

(いのりよひびけ)

祈りよ響け

(あなたにとどけ)

あなたに届け

(それで)

それで…

(どうなってくれてもいいじゃない)

どうなってくれてもいいじゃない

(あとはそちらで)

あとはそちらで

(かんがえて)

考えて

(だってじぶんだってきづいてんだ)

だって自分だって気づいてんだ

(だめになってしゃれになんない)

駄目になって 洒落になんない

(たしになんないきべんばっかうまくなっていく)

足しになんない詭弁ばっか上手くなっていく

(って)

って

(しんじきって)

信じきって

(せいぎぶって)

正義ぶって

(なんにだって)

何にだって

(なれんだって)

なれんだって

(そりゃすごいね)

そりゃすごいね

(もうわかったからはなしておくれ)

もう分かったから離しておくれ

(おいしいとこだけほしいじゃない)

美味しいとこだけ欲しいじゃない

(おのれのいしでがんばりはしない)

己の意思で欲張りはしない

(だいたいそれなりでいいんじゃない)

大体それなりでいいんじゃない

(ちょいとかくせばかんぜんはんざい)

ちょいと隠せば完全犯罪

(やさしくなれば)

優しくなれば

(いいよね)

いいよね

(それでいいよね)

それでいいよね

(へいわがいいね)

平和がいいね

(それで)

それで？

(じっさいのところはきょうみない)

実際のところは興味無い

(てきぎおのおの)

適宜各々

(しんでいけ)

死んでいけ

(どうだいこのせかいはおもしろいかい)

どうだいこの世界は面白いかい

(おもいどおりいかないもんな)

思い通り　いかないもんな

(またきょうもとなりのしばふに)

また今日も　隣の芝生に

(ひをたいている)

火を焚いている

(で)

で

(おなじように)

同じように

(かわいそうな)

可哀想な

(ひとのふこうを)

人の不幸を

(ねがうように)

願うように

(おしえといて)

教え説いて

(わらいあってまたどっかであおう)

笑いあってまたどっかで会おう

(すきにやったらいいよ)

好きにやったらいいよ

(くちだししないよ)

口出ししないよ

(そのてにはなんも)

その手にはなんも

(のこらないけど)

残らないけど

(さかさまのあいじょう)

逆さまの愛情

(うらはらにまいそう)

裏腹に埋葬

(ふらちなりそうが)

不埒な理想が

(こえふとっていく)

肥太っていく

(かんがえるだけむだなんじゃない)

考えるだけ無駄なんじゃない

(いつかはおわるそれだけがきまり)

いつかは終わるそれだけが決まり

(ていたいはここちがいいじゃない)

停滞は心地が良いじゃない

(ひたすらそこで)

ひたすらそこで

(だんすだんすだんすしたい)

ダンスダンスダンスしたい

(なんでごめんねってそのすこしを)

なんでごめんねってその少しを

(いわないでひだねをまいて)

言わないで　火種を撒いて

(あらそってうれしそうに)

争って　嬉しそうに

(くらいあっている)

喰らい合っている

(ねぇおねがい)

ねぇお願い

(だからどうか)

だからどうか

(きらわないで)

嫌わないで

(みすてないで)

見捨てないで

(てをとって)

手を取って

(よるのそこへおちていこうぜ)

夜の底へ落ちていこうぜ

(いっかいきりのじんせいなんだすこしくらいはいいじゃないか)

（一回きりの人生なんだ少しくらいはいいじゃないか）

(できるもんならやってるって)

（できるもんならやってるって）

(ただどうしてもきずつきたくないんだ)

（ただどうしても傷つきたくないんだ）