恋愛重症

(すてきなひと)

すてきなひと

(うつくしいひと)

美しいひと

(はじめましては)

はじめましては

(そんなもんだったのが)

そんなもんだったのが

(いまでは)

今では

(つたえたいのも)

伝えたいのも

(はなしたいのも)

話したいのも

(まずうかぶのは)

まず浮かぶのは

(きみになってった)

きみになってった

(いつのまにか)

いつのまにか

(たわいないよるもつながって)

たわいない夜もつながって

(ささいなこころうたがって)

ささいな心うたがって

(ふさぐぼくをうざがんないで)

ふさぐぼくをウザがんないで

(ああつらいなあ)

ああ　つらいなあ

(れんあいじゅうしょう)

恋愛重症

(むねがいたくてたまらない)

胸が痛くてたまらない

(なんてひどいさま)

なんてひどいさま

(わずらいうつてもない)

わずらい　打つ手もない

(つないでたてにうつる)

つないでた手にうつる

(きみのかすかなにおいかいで)

きみのかすかな匂い嗅いで

(ぼくはまるでこいのいぬ)

ぼくはまるで恋の犬

(すきにして)

好きにして

(もうすきにしてよ)

もう好きにしてよ

(すがりたいほどやけるなんて)

すがりたいほどやけるなんて

(いやんなるなあ)

いやんなるなあ

(そんなぼくはまたうたがって)

そんなぼくはまたうたがって

(ふがいなくきげんうかがって)

ふがいなく機嫌うかがって

(せめてからかわないで)

せめてからかわないで

(ああださいなあ)

ああ　ダサいなあ

(れんあいじゅうしょう)

恋愛重症

(ねつをはかればきみよりも)

熱を計ればきみよりも

(ほらたかいでしょう)

ほら高いでしょう

(しらずにうつればいい)

知らずに伝染ればいい

(きみにばかだよ)

きみにバカだよ

(あいしてる)

あいしてる

(もうておくれさ)

もう手遅れさ

(こじれたあまいやまい)

こじれた甘い病

(のぼせたよるにうかべた)

のぼせた夜に浮かべた

(ももいろのつきに)

ももいろの月に

(あのこをだいていたい)

あのコを抱いていたい

(いまもいまも)

今も　今も

(れんあいじゅうしょう)

恋愛重症

(なみだあふれるこのおもい)

涙あふれるこの想い

(ねえひどいでしょう)

ねえ　ひどいでしょう

(じゅうしょうでしょう)

重症でしょう

(みもこげそう)

身も焦げそう

(つけるくすりもないならば)

つける薬もないならば

(ただあいしてる)

ただ　あいしてる

(すきだよきみのものよ)

好きだよ　きみのものよ