交換日記

(きずつくのがこわくてきずつけたくもなくて)

傷つくのが怖くて　傷つけたくもなくて

(そんなみがってなおもいがけっきょくきずつけた)

そんな身勝手な想いが結局傷つけた

(やっとたどりついたとんねるのむこうがわ)

やっとたどり着いた　トンネルの向こう側

(とりけしせんのおくにかかれたほんとうのことば)

取り消し線の奥に書かれた　本当の言葉

(それはぼくをてらしてまるできみがあふれた)

それは僕を照らして　まるで君が溢れた

(きづかないふりしてたきづいてたのに)

気付かないふりしてた　気付いてたのに

(あのえいがのらすとのようにおおげさなんかじゃなくて)

あの映画のラストのように大袈裟なんかじゃなくて

(きみじゃないとだめだってほんきでおもったんだ)

君じゃないとダメだって本気で思ったんだ

(きょうこのひをむかえたこときょうもいっしょにいれること)

今日この日を迎えたこと　今日も一緒にいれること

(とくべつよりもたいせつなあたりまえになれたこと)

特別よりも大切な当たり前になれたこと

(はずかしいなんてはずしたおそろいのいるかのきーほるだー)

恥ずかしいなんて外したお揃いのイルカのキーホルダー

(いまじゃはずかしくおもうよはずかしがったじぶんを)

今じゃ恥ずかしく思うよ　恥ずかしがった自分を

(きずついてもよかったただわたしはまってたの)

傷ついてもよかった　ただ私は待ってたの

(なのにかえってこなかったこうかんにっき)

なのに返ってこなかった　交換日記

(のりこえたかっただけしんじてしまっただけ)

乗り越えたかっただけ　信じてしまっただけ

(くらいみらいをうちけすようなあなたのひかりを)

暗い未来を打ち消すようなあなたの光を

(それはわたしをてらしてあいかわらずまぶしくって)

それは私を照らして　相変わらずまぶしくって

(みつめるのがやっとでみえなかったから)

見つめるのがやっとで見えなかったから

(あのえいがのらすとのようにきれいごとじゃなくて)

あの映画のラストのように綺麗事じゃなくて

(わかりあえないことでもわかちあいたかったの)

分かり合えないことでも分かち合いたかったの

(きょうこのひをむかえたこときょうもいっしょにいれること)

今日この日を迎えたこと　今日も一緒にいれること

(とくべつよりもたいせつなあたりまえになれたこと)

特別よりも大切な当たり前になれたこと

(つきひとともにいろあせたおそろいのいるかのきーほるだー)

月日と共に色褪せたお揃いのイルカのキーホルダー

(わたしにずっとしがみついたいろあせないきもち)

私にずっとしがみついた　色褪せない気持ち

(こうかんにっきがつくってくれたみらいにいまたってる)

交換日記が作ってくれた未来に今立ってる

(いちどははなしかけたてをつないでいまたってる)

一度は離しかけた手を繋いで今立ってる

(てあせなんてきにしないからしっかりにぎらせて)

手汗なんて気にしないからしっかり握らせて

(これからあるくみらいでもけっしてはぐれないように)

これから歩く未来でも決してはぐれないように

(きょうこのひをむかえたこときょうもいっしょにいれること)

今日この日を迎えたこと　今日も一緒にいれること

(とくべつよりもたいせつなあたりまえになれたこと)

特別よりも大切な当たり前になれたこと

(これからはあたらしいかぎにおそろいのいるかのきーほるだー)

これからは新しい鍵にお揃いのイルカのキーホルダー

(やくそくならこゆびじゃなくてくすりゆびに)

約束なら小指じゃなくて薬指に

(ひとつじゃかなわなかったふたつそろえてかたちになった)

一つじゃ叶わなかった　二つ揃えて形になった

(ようやくそろったきーほるだーがみらいをてらしてくれた)

ようやく揃ったキーホルダーが未来を照らしてくれた