夢路

(くりかえされるひびがおわりみえないものがひとつきえた)

繰り返される日々が終わり見えないモノがヒトツ消えた

(ぼくはいまみちをさがしてる)

ぼくは今道を探してる

(みみのおくでひびくこえにおもわずきみをおもうけれど)

耳の奥で響く声に思わずきみを想うけれど

(ふりかえるのはまだこわいから)

振り返るのはまだ怖いから

(はぐれたゆびをたかくかざして)

はぐれた指を高くかざして

(みなみかぜをみかたにつけていけたらいいな)

南風を味方につけて行けたらいいな

(ぼくはぼくをきみはきみをさがしにゆくたびにでる)

ぼくはぼくをきみはきみを探しにゆく旅に出る

(あいまいでもふたしかでもいまならばいえるよ)

曖昧でも不確かでも今ならば言えるよ

(かるくなったにもつかかえつぎはなにをいれようかと)

軽くなった荷物抱え次は何を入れようかと

(かんがえるふりでもしてみよう)

考えるフリでもしてみよう

(ゆめはゆめでめがさめるとあとかたもなくきえるものだ)

夢は夢で目が覚めると跡形もなく消えるモノだ

(おもうよりかちなんてない)

思うより価値なんてない

(たりないものばかりでもこたえなんていらないな)

足りないモノばかりでも答えなんていらないな

(たどりつけばいまよりもわらえるだろう)

辿り着けば今よりも笑えるだろう

(ぼくはぼくをきみはきみをさがしにゆくたびにでる)

ぼくはぼくをきみはきみを探しにゆく旅に出る

(あいまいでもふたしかでもいまならばいえるよ)

曖昧でも不確かでも今ならば言えるよ

(とおくかすむひかりさえもここからではみえないけど)

遠くかすむ光さえもココからでは見えないけど

(ゆめにもにたちいさなひがあしもとをてらすよ)

夢にも似た小さな灯が足元を照らすよ

(きみがうたうはるのうたはいまぼくらのせなかをおす)

きみが歌う春の歌は今ぼくらの背中を押す

(ありがとうもさようならもいまだからいえるよ)

ありがとうもさようならも今だから言えるよ