ひとえに ひがん

(たいだなじんせいひんせいたいていないていごうかくすんぜん)

怠惰な人生　品性　大抵　内定　合格寸前

(かいきなあっぱれしょうせいこっけいとうていそれならば)

怪奇なあっぱれ小生　滑稽　到底　それならば

(きづいたぼくらのそうけいかんせいたんせいあまねくしんけい)

気づいた僕らの総計　閑静　端正　遍く神経

(ちがうかおまえのかんせい)

違うか？　お前の感性

(あいつのせいだって)

「あいつのせいだ」　って(笑)

(あえいだことばのろうえいじょうせいとうえいこうせいぞうけい)

あえいだ言葉の漏洩　醸成　投影　更生　造形

(やつよりひいでたじんせいしょうにんとうしんきょうしんしょう)

奴より秀でた人生　承認　等身　狭心症

(つかめぬいとぎれこうかいしょうたいどうたいもうまいじょうたい)

掴めぬ糸切れ後悔　正体　胴体　蒙昧　状態

(だまったきみらのうそだけ)

黙った君らの嘘だけ

(どうでもいいんだって)

「どうでもいいんだって(泣)」

(いまさんざんあぶれたちりのやま)

今　散々　炙れた　塵の山

(ただらんらんとけいくみゃくのなか)

ただ　爛々　溶け　逝く　脈の中

(なかぬままころすよほころびずあらだった)

鳴かぬまま　殺すよ　綻びず　荒立った？

(ひとえにいきている)

ひとえに　生きている

(しっぽまいてにげていったがんじがらめはらむねつも)

尻尾撒いて逃げて逝った雁字搦め孕む熱も

(ひんをかいてにげぬさんも)

品を欠いて　逃げぬ酸も

(きんをさいていえぬこいも)

金を裂いて　癒えぬ恋も

(いみはないのきみわるいのじひはないの)

意味は無いの　気味悪いの　慈悲はないの

(きりわるいのこたえないのこわいだけよ)

キリ悪いの　「応えないの？」　「怖いだけよ」

(あっちそっちこっち)

あっち そっち こっち

(ばかげたくだらぬこうけいだんどうざんとうらんとうさんじょう)

馬鹿げた下らぬ光景　弾道　残灯　乱闘　惨状

(さらばだあおいだてんめいあいぞうかんじょうれっとうしょう)

さらばだ仰いだ天明　愛憎　感情　劣等症

(かわいたもろはのあんねいろうじんこうじんびょうにんそうじん)

渇いた諸刃の安寧　老人　公人　病人　葬人？

(とまるかおまえのしんけいここではないんだって)

止まるかお前の神経　此処では亡いんだって

(さいぎをよどむはびょうしんそうどうじょうとうもうそうしょうじょう)

「再議を！」淀むは秒針　騒動　上等　妄想　症状

(かすかににおうはそうしんたかまるからまるかんせんしょう)

微かに匂うは痩身　昂まる　絡まる　感染症

(こすったあしうら３びょうしんとういんじょうろんそうしんきょう)

擦った　足裏3秒　浸透　淫情　論争　心境

(からすかごうごのきんせん)

涸らすか豪語の琴線

(うつてもないんだって)

「打つ手も無いんだって…」

(いまたんだんしみゆくひがんばな)

今　淡談　滲みゆく　彼岸花

(ただかんかんそがれたもらいみず)

ただ　侃々　削がれた　もらい水

(そのぱんぱんふくれたそらのあく)

其の　ぱんぱん　膨れた　空の灰汁

(さしこんだうつろにあきている)

射し込んだ　虚ろに　飽きている

(ざんざんひえいくきみのなか)

ざんざん冷え逝くきみのなか

(たんたんきざむかしみもあら)

眈々　刻むか　沁みも粗

(ぐちゃぐちゃあたまのおどりかた)

ぐちゃぐちゃあたまのおどりかた

(てをとったらあしたへ)

てをとったらあしたへ

(たったったっ)

たったったっ

(いまさんざんあぶれたちりのやま)

今　散々　炙れた　塵の山

(ただらんらんとけいくみゃくのなか)

ただ　爛々　溶け逝く　脈の中

(なかぬままころすよほころびずあらだった)

鳴かぬまま　殺すよ　綻びず　荒立った？

(ひとえにいきている)

ひとえに　生きている