抱きしめてるもの

(わたしがだきしめてるもの)

私が抱きしめてるもの

(ぜんぶをすきなものだとおもわないでね)

全部を好きなものだと思わないでね

(わたしはきらいもかなしいも)

私は　きらい　も　かなしい　も

(ぜんぶてにいれてるんだよ)

全部手にいれてるんだよ

(だれにもいえないだれにもいわない)

誰にも言えない　誰にも言わない

(こころからたいせつなものはないしょにしておくんだよ)

心から　大切なもの　は内緒にしておくんだよ

(しらないうちにわからないうちに)

知らないうちに　分からないうちに

(とけてきえてっちゃうよ)

溶けて消えてっちゃうよ

(いやなものにはいやなかおをしてるだけで)

嫌なものには嫌な顔をしてるだけで

(なげてるふりをしてるだけで)

投げてるふりをしてるだけで

(しらないかおをしてるだけで)

知らない顔をしてるだけで

(とてもきんぴかにみえてる)

とてもキンピカにみえてる

(さいのうはただのあいてむで)

才能はただのアイテムで

(くやしいいじょうのやさしさと)

悔しい以上の優しさと

(むごんのしたのひょうじょうに)

無言の下の表情に

(ずっとおいかけたいな)

ずっと追いかけたいな

(だれもがはやくきづけとおもう)

誰もが早く気付けと思う

(こころからだいすきなものはことばにしておくんだよ)

心から　大好きなもの　は言葉にしておくんだよ

(しらないうちにわからないうちに)

知らないうちに　分からないうちに

(とけてきえてっちゃうよ)

溶けて消えてっちゃうよ

(なんにもみせないなんにものせない)

なんにも見せない　何にものせない

(どこかのうわさなんてすきにいわせておくんだよ)

どこかの噂なんて好きに言わせておくんだよ

(わたしたちいがいなんにもいらないよ)

私達以外　何にもいらないよ