many universes

(いつからかそばにあったみらいをそっとかみしめてみる)

いつからか傍にあった未来をそっと噛み締めてみる

(どんなことばでどんなしぐさできみをまもれるだろう)

どんな言葉でどんな仕草で君を守れるだろう

(じかんのはてまで)

時間の果てまで

(つくりたてのうたはすこしむずかしくてくちずさめず)

つくりたての歌は少し難しくて口ずさめず

(あたまのなかながれるふめんなぞっている)

頭の中流れる譜面なぞっている

(あのひぶきようにかわしたやくそくがずっと)

あの日不器用に交わした約束がずっと

(こだまのようにみみのなかをうめてく)

木霊のように耳の中を埋めてく

(いくどまわるあさとよるこえてきみのほはばおぼえて)

幾度 廻る朝と夜越えて君の歩幅覚えて

(かぞえきれないうんめいのたばそのなかからたぐった)

数え切れない運命の束その中から手繰った

(せかいをいまそっとあるきだす)

世界をいまそっと歩き出す

(あしたがかわるのなら)

明日が変わるのなら

(たとえすがたがみえなくなってもじかんをつないでいく)

例え姿が見えなくなっても時間を繋いでいく

(きみとならいける)

君となら行ける

(ふりかえればさびのようにこびりついたきおくのやま)

振り返れば錆のようにこびりついた記憶の山

(いちどいきをついたしゅんかんとらわれる)

一度息をついた瞬間囚われる

(だれもいるはずないそれでもおしよせるあわい)

誰もいるはずないそれでも押し寄せる淡い

(きぼうのねがむねのはしをやぶった)

希望の音が胸の端を破った

(ここからはじまっていくきせきつむぐのはねがいのいと)

ここからはじまっていく軌跡紡ぐのは願いの糸

(どんなあしたをどんなみらいを)

どんな明日をどんな未来を

(つくりだせるのだろう)

つくり出せるのだろう

(あめがふりつづくかなしみにもやがてひはほほえんで)

雨が降り続く悲しみにもやがて陽は微笑んで

(そらとじめんにふたつのせかいやさしくうつしだすよ)

空と地面にふたつの世界優しく写し出すよ

(どこまでもいける)

どこまでも行ける

(いつからかそばにあったみらいはさいしょからここにいて)

いつからか傍にあった未来は最初から此処にいて

(きづけなかったあのひはとおくにどともどらないけれど)

気づけなかったあの日は遠く二度と戻らないけれど

(いまからはじめるよものがたりふたつのせかいはもう)

今からはじめるよ 物語ふたつの世界はもう

(きょうかいのないひとつのけしきねがいはつづいていく)

境界のないひとつの景色願いは続いていく

(どこまでもずっと)

どこまでもずっと