昨日をうまく生きられなかった私達はきっと明日もう
過去の悲しみも未来の不安も感じることなく
永遠の現在を生きている
時間なんてないような永遠で、
私が、ずっと私でいられるような永遠で、
そんな中で生きられたら…
それは幸福なこと?
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歌詞(問題文)
(かいがらにつつまれてうまれおちたわたしたちは)
貝殻に包まれて生まれ落ちた私たちは
(たいせつにまもられて、へいそくかんでしんでく)
大切に守られて、閉塞感で死んでく
(いまだけをいきてたいな、あのおよぐさかなのように)
"現在"(今)だけを生きてたいな、あの泳ぐ魚のように
(かこをいきたわたしはすぐさまみらいをいきなきゃいけなくて)
"過去"を生きた私はすぐさま"未来"を生きなきゃいけなくて
(よこになりめをつぶって、こきゅうととのえ、いしきはたえる)
横になり目を瞑って、呼吸整え、意識は絶える
(まいばん、べっどのうえでしのれんしゅうをしてそのときをまつ)
毎晩、ベッドの上で死の練習をしてその時を待つ
(あのきらびやかにふるりゅうせいうを)
あの綺羅びやかに降る流星雨を
(だいじにあつめて、はこにしまっては)
大事に集めて、函に閉まっては
(あけることもなくそのうつくしさになれてしまうことをおそれた)
開けることもなくその美しさに慣れてしまうことを恐れた
(つきはうずみ、らぴすらずりのあめりょうのていっぱい、きくしてのみほせ)
月は埋み、ラピスラズリの雨両の手一杯、掬して飲み干せ
(わたしをあれだけしめていたもののかわりにいまだけみたしてよ)
私をあれだけ占めていたものの代わりに今だけ満たしてよ
(まわりのようになろうとしてたりないものをあつめていた)
周りのようになろうとして足りないものを集めていた
(きがつけばいつのまにかわたしをおいてきていた)
気がつけばいつの間にか"私"を置いてきていた
(いままでにえらびとったものじゃなくて)
今までに選び取ったものじゃなくて
(いままでにえらびとらずにいたものとそのりゆうがじぶんをあらわしてた)
今までに選び取らずにいたものとその理由が自分を表してた
(ちいさなきずにおおきなほうたいまいてああ、いたいいたい)
小さな傷に大きな包帯巻いて嗚呼、イタイイタイ
(おおきなきずをひたかくしてなんでもないとまた、わらいわらい)
大きな傷を直隠してなんでもないとまた、ワライワライ
(いきているひとはもうたびだってそんざいだけのひとがのこされた)
生きている人はもう旅立って存在だけの人が残された
(いちにちだけのふあんをいっしょうがいのふあんとすりかえさわぎまわっては)
一日だけの不安を一生涯の不安とすり変え騒ぎまわっては
(たおれそうになるたび、あしをだし、それをなんどもくりかえしすすむ)
倒れそうになる度、足を出し、それを何度も繰り返し進む
(あるくとよぶにはひどくぶかっこうそんなわたしたちどこへいく?)
歩くと呼ぶには非道く不恰好そんな私達どこへ往く?
(あのすうじょうのひかるりゅうせいうを)
あの数条の光る流星雨を
(だいじにあつめて、そらにかえした)
大事に集めて、空に還した
(こころはいつしかうつろいゆくからせめていまだけわらっていて)
心はいつしか移ろいゆくからせめて今だけ笑っていて
(むくいもすくいもなにもいらないわ)
報いも救いも何もいらないわ
(げんとうのなかですいちゅうかよさけ)
厳冬のなかで水中花よ咲け
(はじまることもおわることもない)
始まることも終わることもない
(そんなせかいできみはうたう)
そんな世界で君は歌う