かみさま、あなたの言うとおり

(あなたのめをはじめてみたとき)

アナタの瞳を初めて見た時

(わけもわからずになにかがこみあげて)

訳も分からずに何かが込み上げて

(なみだながれちかいをたてた)

涙流れ 誓いを立てた

(すきなんてかんじょうはおこがましくてぶれいですね)

好きなんて感情は烏滸がましくて無礼ですね

(きょうしつのかたすみからあがめたてまつります)

教室の片隅から崇め奉ります

(そのしたからこぼれおちたすべてがしんたくになるから)

その舌から零れ落ちた全てが神託になるから

(あたまをつけなめとってのみほしましょう)

頭をつけ 舐め取って 飲み干しましょう

(さよならきのうまでのなにもしらないばかなわたし)

サヨナラ 昨日までの何も知らない馬鹿な私

(これからはあのひとのいにそうけいけんなしんじゃです)

これからはあの人の意に沿う敬虔な信者です

(あなたがつげることはなにもかもがただしいから)

アナタが告げることは何もかもが正しいから

(わたしはそれにならいからすだってしろとこたえましょう)

ワタシはそれに倣い カラスだって白と答えましょう

(さんざめいてるうごうどもが)

さんざめいてる烏合共が

(いやしくまとわりついてます)

卑しく纏わりついてます

(あのひととつりあうなどふそんもはなはだしい)

あの人と釣り合うなど不遜も甚だしい

(どくもりましょうひにくべましょう)

毒盛りましょう 火に焚べましょう

(あだなすものみなこわしましょう)

仇なす者 皆壊しましょう

(あなたがただりそうてきでおわすために)

アナタがただ理想的で御座すために

(はいそうです)

はいそうです

(このいかりもこのなげきもあなたのため)

この怒りも この嘆きも アナタのため

(おやさしいそのこころにかわってわたしがてんちゅうを)

お優しいその心に代わってワタシが天誅を

(はいそうです)

はいそうです

(あなたいがいそのすべてがとるにたらない)

アナタ以外 その全てが取るに足らない

(わたしがせんえつながらあるべきおすがたへしあげましょう)

ワタシが僭越ながらあるべきお姿へ仕上げましょう

(みなまでいわなくてもわたしだけがわかってます)

皆まで言わなくてもワタシだけがわかってます

(あなたのぶべつのめもののしりもいみがあると)

アナタの侮蔑の瞳も 罵りも意味があると

(わたしはいをくみとりそのなのもとばつをくだす)

ワタシは意を汲み取り その名の下 罰を下す

(すべてはおまかせあれあなたがのぞむことかなえましょう)

全てはお任せあれ アナタが望むこと 叶えましょう