不埒な喝采

(ほのおをみたいならわだかまりをはいにして むなしくなるからよはくにいりびたらないで)

炎を見たいなら蟠りを灰にして 虚しくなるから余白に入り浸らないで

(まどろみのなかでばらばらつなぎあわせるのはなから あいのかたちはさまざまくりかえすあまから)

微睡みの最中で滅裂　繋ぎ合わせるの端から 愛の形は様々　繰り返す甘辛

(まがいものだったふらちなかっさいよどみとかしこんでゆけ いまさらだろってひにくなものさ)

紛い物だった不埒な喝采　淀み溶かし込んでゆけ 今更だろって皮肉なものさ

(このばしょにはもういないいちゃいけない)

この場所にはもういない　いちゃいけない

(いけないいけない いけないｄｅｎｙ)

いけない いけない いけない deny

(よわさみせるのはしんらいのあかしだね ほころびはじめがたまらなくてしょうがないんだ)

弱さ見せるのは信頼の証だね 綻び始めが堪らなくてしょうがないんだ

(はみでたそねみたらたらしらじらしさもあからさま つづきがあるんだまだまだ)

食み出た嫉み滴々　白々しさも白地 続きがあるんだ未だ未だ

(おもしろいのはこっから)

面白いのはこっから

(まがいものだったふらちなかっさいはやくふかくきえてゆけ きがすむまでほおばればいいさ)

紛い物だった不埒な喝采　早く深く消えてゆけ 気が済むまで頬張ればいいさ

(とどまるのもわるくないわるくない なくはないなくはない)

留まるのも悪くない悪くない 無くはない　無くはない

(いまそこにあるかーどえらぶだけ ひきかえにいきてそうさい)

今そこにあるカード選ぶだけ 引き換えに生きて相殺

(どうしたってひはのぼるし たんなるはずみでつながってる)

どうしたって陽は昇るし 単なる弾みで繋がってる

(まがいものだったふらちなかっさいよどみとかしこんでゆけ いまさらだろってひにくなものさ)

紛い物だった不埒な喝采　淀み溶かし込んでゆけ 今更だろって皮肉なものさ

(このばしょにはもういないいちゃいけない )

この場所にはもういない　いちゃいけない

(いけないいけないいけないｄｅｎｙ )

いけない いけない　いけない deny

(ほのおをみたいならわだかまりをはいにして やがてはいたみとともにうしなってしまうよ)

炎を見たいなら蟠りを灰にして やがては痛みと共に失ってしまうよ