ずっと真夜中でいいのに。 繰り返す収穫

(たいせつがかくされみえない)

大切が　隠され見えない

(ことばはあてにならないかもしれない)

言葉は　当てにならないかもしれない

(あめをすうじめんやえだに)

雨を吸う地面や枝に

(みのるゆきがおちる)

実る雪が　落ちる

(はなせるのはそれくらい)

話せるのは　それくらい

(じっさいにふれたえんだけ)

実際に触れた　縁だけ

(きもちをゆだねてもおちこむのも)

気持ちを委ねても　落ち込むのも

(ちょうみりょうだけど)

調味料だけど

(おおいつくされたむりは)

覆い尽くされた　無理は

(きっとだれもとくしないよ)

きっと　誰も得しないよ

(くりかえすおなじじょうけい)

繰り返す　同じ情景

(おなじきせつだけど)

同じ季節だけど

(あらかじめそなえたひとつぶが)

予め備えた　一粒が

(まちがいだろうとれいがいを)

間違いだろうと　例外を

(けいけんとかわらずに)

経験と　変わらずに

(すすんでゆくながれてゆく)

進んでゆく　流れてゆく

(そうおちつかせていいよ)

そう落ち着かせていいよ

(あいたいにかわるしぐさが)

会いたい　に変わる仕草が

(どうしておもいでをのこそうとするだろう)

どうして思い出を残そうとするだろう

(さきにかえるばすにのれず)

先に帰る　バスに乗れず

(まちつづけるきらくさに)

待ち続ける　気楽さに

(そっとにげていたんだ)

そっと逃げていたんだ

(さびしくないようにすかれないように)

寂しくないように　好かれないように

(つらさにつよいのに)

辛さに強いのに

(たべるためにつむぐばしょ)

食べるために　紡ぐ場所

(やっぱりすなおでいたいよ)

やっぱり　素直でいたいよ

(くりかえすおなじじょうけい)

繰り返す　同じ情景

(おなじきせつだけど)

同じ季節だけど

(あらかじめそなえたひとつぶが)

予め備えた　一粒が

(まちがいだろうとれいがいを)

間違いだろうと　例外を

(けいけんとかわらずに)

経験と　変わらずに

(すすんでゆくながれてゆく)

進んでゆく　流れてゆく

(そうおちつかせていいよ)

そう落ち着かせていいよ

(くらしてゆくために)

暮らしてゆくために

(いのちをうばったりうばわれたり)

命を奪ったり　奪われたり

(しあわせをこわしあってゆくことにどう)

幸せを壊し合ってゆくことにどう

(おりあいをつけてゆけばいいんだろう)

折り合いをつけていけばいいんだろう

(かたらいたい)

語らいたい

(くりかえすおなじじょうけい)

繰り返す　同じ情景

(おなじきせつだけど)

同じ季節だけど

(あらかじめそなえたひとつぶが)

予め備えた　一粒が

(まちがいだろうとれいがいを)

間違いだろうと　例外を

(けいけんとかわらずに)

経験と　変わらずに

(すすんでゆくながれてゆく)

進んでゆく　流れてゆく

(そうおちつかせていいよ)

そう落ち着かせていいよ