よるのあるきかた

(ふわりふわりあしどりはずむままに)

ふわりふわり　足取り弾むままに

(ゆめにさえきらわれいざねむれぬまちまで)

夢にさえ嫌われ、いざ眠れぬ街まで

(ねざめかえりみずだけがやくそく)

寝覚め顧みずだけが約束

(あさにはにんむまんりょういのちみじかし)

朝には任務満了、命短し。

(あまいひびきくらりらり)

甘い響き　くらりらり

(うそをついたの)

嘘をついたの？

(くじごじていじいったじゃない)

『九時五時定時』言ったじゃない

(にがみのあふれるげんだいしゃかいのじゆう)

苦味の溢れる現代社会の自由

(これほどにもはかないのです)

これほどにも儚いのです。

(はうとぅえんせいかん)

ハウトゥ厭世観

(いまわしくすばらしきひびに)

忌まわしく素晴らしき日々に

(ぱうだーしゅがーほどのはんこうきを)

パウダーシュガーほどの反抗期を

(りゆうちょうだいなんていわないの)

理由頂戴なんて言わないの

(あしたにあいたくないだけ)

明日に会いたくないだけ

(こうしてよるをあるく)

こうして、夜を歩く。

(まちゆくこいとかあいとからヴぃだヴぃを)

街行く恋とか愛とかラヴィダヴィを

(しりめにふわりひとりたび)

尻目にふわり一人旅

(あらまぁあらわなもんきぃびじねす)

あらまぁ露わなモンキィビジネス

(あわれかわはがれまたびじぃです)

憐れ皮剥がれ、またビジィです。

(あまいひびきくらりらり)

甘い響きくらりらり

(かんけいないけど)

関係ないけど

(うそくさくっててれくさくて)

嘘くさくって照れくさくて

(たにんのいろこいあいらしいじぇらしぃ)

他人の色恋　愛らしいジェラシィ

(ひとりむさぼりくらってはにかんだ)

ひとり貪り食らってはにかんだ。

(うれのこりでなんだかさびしげにみえた)

売れ残りでなんだか寂しげに見えた

(しゅーくりーむのいのちうばう)

シュークリームのいのち奪う

(にちじょうすきまのなにかたんないを)

日常　隙間の「なにか足んない」を

(みたすわたしにとってのこうふくろん)

満たす私にとっての幸福論。

(はうとぅらくてんかん)

ハウトゥ楽天観

(いまわしくすばらしきひびにひとつ)

忌まわしく素晴らしき日々に、ひとつ

(れもんいってきほどのしげきを)

レモン一滴ほどの刺激を

(こうしてよるはあるくのです)

こうして、夜は歩くのです。

(これほどいまわしくすばらしきひびは)

これほど忌まわしく素晴らしき日々は

(かんがえるだけでばっどはいりそう)

考えるだけでバッド入りそう

(だからつかずはなれずでなあなあに)

だから付かず離れずでなあなあに

(しぬまでよろしくねじんせい)

死ぬまでよろしくね、人生

(そうしてよるはあける)

そうして、夜は明ける。

(あしたおきれるかな)

明日起きれるかな。