ツンドラ・バード
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歌詞(問題文)
(おひさまとおなじそらのまんなかに)
お陽さまと同じ空の真ん中に
(まるいうずをかいてとりがまう)
丸い渦を描いて鳥が舞う
(あれはおじろわしとおくをみるとり)
あれはオジロワシ遠くを見る鳥
(ちかくではみえないものをみる)
近くでは見えないものを見る
(さむいそらからみぬいているよ)
寒い空から見抜いているよ
(とおいかなたまでみぬいているよ)
遠い彼方まで見抜いているよ
(いばらふんでかけだしてゆけば)
イバラ踏んで駆け出してゆけば
(まにあうかもかりにあえるかも)
間に合うかも狩りに会えるかも
(あのまるいうずのましたのあたりは)
あの丸い渦の真下のあたりは
(かならずえものがひそんでいる)
必ず獲物が潜んでいる
(えものはかんぼくにまぎれてくぐる)
獲物は灌木に紛れてくぐる
(おじろわしにはぜんぶみえている)
オジロワシには全部見えている
(さむいそらからみぬいているよ)
寒い空から見抜いているよ
(とおいかなたまでみぬいているよ)
遠い彼方まで見抜いているよ
(いばらふんでかけだしてゆけば)
イバラ踏んで駆け出してゆけば
(まにあうかもかりにあえるかも)
間に合うかも狩りに会えるかも
(めをあけたなつにはまよなかのいろ)
目を開けた夏には真夜中の色
(つばさともよべないむくげたま)
翼とも呼べない尨毛玉
(ひとりすだつふゆはゆきぐものいろ)
独り巣立つ冬は雪雲の色
(つばさはみぞれでまだらになる)
翼は霙で斑になる
(つんどらのとりはみぬいているよ)
ツンドラの鳥は見抜いているよ
(とおいかなたまでみぬいているよ)
遠い彼方まで見抜いているよ
(こおりふんでかけだしてゆけば)
氷踏んで駆け出してゆけば
(まにあうかもかこにあえるかも)
間に合うかも過去に会えるかも
(いくつものふゆをとおりこすごとに)
幾つもの冬を通り越す毎に
(おじろわしのはねはしろくなる)
オジロワシの羽は白くなる
(さいごのふゆにはゆきよりもしろく)
最後の冬には雪よりも白く
(やがてはおひさまにとけてゆく)
やがてはお陽さまに溶けてゆく
(つんどらのとりはみぬいているよ)
ツンドラの鳥は見抜いているよ
(とおいかなたまでみぬいているよ)
遠い彼方まで見抜いているよ
(こおりふんでかけだしてゆけば)
氷踏んで駆け出してゆけば
(まにあうかもあすにあえるかも)
間に合うかも明日に会えるかも
(まにあうかもいきているうちあえるかも)
間に合うかも生きているうち会えるかも