見る目ないなぁ

(きみはやさしかった)

君はやさしかった

(とくべつやさしかった)

特別やさしかった

(たしかにやさしかった)

たしかにやさしかった

(でもいちばんじゃなかった)

でも一番じゃなかった

(こんびにでかったおさけがまずかった)

コンビニで買ったお酒がまずかった

(しらないおさけだった)

知らないお酒だった

(これがおとなのあじなのか)

これが大人の味なのか

(ねえあのときのあのことば)

ねえあのときのあの言葉

(ほんとうだったのはいったいどこまで？)

本当だったのは一体どこまで？

(まだそんなことをかんがえる)

まだそんなことを考える

(わたしはいつまでたっても)

わたしはいつまでたっても

(みるめないなぁみるめないなぁ)

見る目ないなぁ　見る目ないなぁ

(みるめないなぁ)

見る目ないなぁ

(なきながらじぶんをわらってる)

泣きながら自分を笑ってる

(でもきみがすきだった)

でも君が好きだった

(みるめないなぁみるめないなぁ)

見る目ないなぁ　　見る目ないなぁ

(さよなら)

さよなら

(きみとあるいたこのみちにも)

君と歩いたこの道にも

(はじめてきすしたえきも)

初めてキスした駅も

(きみはすてきだった)

君は素敵だった

(とくべつすてきだった)

特別素敵だった

(だからあのこもすきになった)

だからあの子も好きになった

(ふたりでかわいがった)

ふたりで可愛がった

(あのねこがいなかった)

あの猫がいなかった

(ひとりがさびしかった)

ひとりが寂しかった

(あのねこもあのこをえらんだ)

あの猫もあの子を選んだ

(たくさんなかせられたし)

たくさん泣かせられたし

(たくさんうらぎられたの)

たくさん裏切られたの

(さよならさよなら)

さよならさよなら

(たくさんすきといったし)

たくさん好きと言ったし

(たくさんすきといわれた)

たくさん好きと言われた

(いつものかえりみちがこんなにながいとは)

いつもの帰り道がこんなに長いとは

(みるめないなぁみるめないなぁ)

見る目ないなぁ　見る目ないなぁ

(みるめないなぁ)

見る目ないなぁ

(なきながらいえにかえってきた)

泣きながら家に帰ってきた

(もうきみはいなかった)

もう君はいなかった

(みるめないなぁみるめないなぁ)

見る目ないなぁ　見る目ないなぁ

(いまなら)

いまなら

(きみみたいなひとはえらばない)

君みたいな人は選ばない

(きみもみるめないんだから)

君も見る目ないんだから

(みるめないなぁみるめないなぁ)

見る目ないなぁ　見る目ないなぁ

(みるめないなぁ)

見る目ないなぁ

(なきながらじぶんをわらってる)

泣きながら自分を笑ってる

(でもきみがすきだった)

でも君が好きだった

(みるめないなぁみるめないなぁ)

見る目ないなぁ　見る目ないなぁ

(さよなら)

さよなら

(きみがいつもいたまいにちと)

君がいつもいた毎日と

(いつもみるめないわたし)

いつも見る目ないわたし

(きみをすきだったわたし)

君を好きだったわたし