「混血のカレコレ」ヒサメ『ブルーダイアリー】

(あいもかわらないまいにち‘たいくつ‘はこのまちのせおりー)

あいも変わらない毎日退屈はこの町のセオリー

(うそみたいにあおいそらにはなつのひびき)

噓みたいに青い空には夏の響き

(あいはさわれないえれじー　ふたりのであいはてんぺんちい)

愛は触れないエレジー　二人出会いは天変地異

(ながくのびるきみのかげをたどる)

長く伸びる君の影をたどる

(かぜにふれる　きみのかみがゆうひにとけてく)

風に触れる　君の髪が夕日に溶けてく

(くらいかこをてらす　それくらいでは)

暗い過去を照らす　それくらいでは

(きずもいえない)

傷も癒えない

(だれもかれもみなみらいつむぐひーろー)

誰も彼もみな未来紡ぐヒーロー

(そんなあたりまえもぼくはしらないでいた)

そんな当たり前も僕は知らないでいた

(それもこれもみなまざるちしおのように)

それもこれもみな混ざる血潮のように

(せかいかえるなにかをぽけっとにしまっている)

世界変えるなにかをポケットにしまっている

(いつかのきおくにいるしょうじょがないていたわけを)

いつかの記憶にいる少女が泣いていた理由を

(しらないまませかいはへいわなふりしてる)

知らないまま世界は平和なフリしてる

(あいもかわらないまいにち　ぼくらのであいはてんぺんちい)

あいも変わらない毎日　僕らの出会いは天変地異

(しょうじょはまだあのばしょでないている)

少女はまだあの場所で泣いている

(きみが、わらう、しゃべる、いきをするそのすべてが)

君が笑う、喋る、息をするその全てが

(せかいすくうりゆうになるときまで)

世界救う理由になる時まで

(ぼくはしねない)

僕は死ねない

(いてついたひびをてらすそれはたいよう)

凍てついた日々を照らすそれは太陽

(そこにうまれおちるかげをあいとよびたい)

そこに生まれ落ちる影を愛と呼びたい

(ゆびさきがふれる　でんきのようにちるひかり)

指先が触れる　電気のように散る光

(きみとやみがまざったあのそら)

君と闇が混ざったあの空

(まよなかのここであおう)

真夜中のここで会おう

(このまちがくれる　きみのほほがそまる)

この街が暮れる　君の頬が染まる

(なつのそのひびきがとおいかこをかくしている)

夏のその響きが遠い過去を隠している

(やさしいかげとなり　いつのひかきみがすごすみらいさえも)

優しい影となり　いつの日か君が過ごす未来さえも

(まもれたらいいな)

守れたらいいな

(だれもかれもみなせかいすくうひーろー)

誰も彼もみな世界救うヒーロー

(そんなあたりまえをいとしいとおもえたから)

そんな当たり前を愛しいと思えたから

(これからのひびをぼくらいきてゆける)

これからの日々を僕ら生きてゆける

(あした、あさって、らいしゅう？)

明日、明後日、来週？

(らいげつ、らいねん？)

来月、来年？

(ぼくらのえいえん)

僕らの永遠