アフターパーティー / クボタカイ

(おもいでばなしにはなさかせ)

思い出話に花咲かせ

(てきとうなつまみにさけをのんでぐちをはいてた)

適当なつまみに酒を飲んで愚痴を吐いてた

(かわらずきみはわがままでむずかしいはなしをしたがる)

変わらず君はわがままで 難しい話をしたがる

(ねこぜもかわらないねきみなしのふゆをまつあき)

猫背も変わらないね 君無しの冬を待つ秋

(そこなしのあいにふたして)

底なしの愛に蓋して

(さついこめてきすした)

殺意込めてキスした

(さよならすきなひとわすれないよね)

さよなら好きな人 忘れないよね

(きみのせいかいはわたしいがいのだれかで)

君の正解は 私以外の誰かで

(さよならすきなひとわすれないよね)

さよなら好きな人 忘れないよね

(よいのせいにしてこよいはどうにでもして)

酔いのせいにして 今宵はどうにでもして

(くちびるにのこるあまいみつ)

唇に残る甘い蜜

(よろこびとこうかいをほろよいでわったみたいな)

悦びと後悔をほろよいで割ったみたいな

(ねぐせのままでだきあって)

寝癖のままで抱き合って

(ぬくもりがぬまみたいにゆるやかにふかくしずむよ)

温もりが沼みたいに ゆるやかに深く沈むよ

(こいびとみたいなあさだね)

恋人みたいな朝だね

(あのひとにたようなあさがきずぐちをえぐりだす)

あの日と似たような朝が傷口を抉り出す

(さよならすきなひとわすれないよね)

さよなら好きな人 忘れないよね

(まちがいだらけでもまたきみにたどりつく)

間違いだらけでも また君に辿り着く

(さよならすきなひとわすれないよね)

さよなら好きな人 忘れないよね

(つめをたてるからわたしでいたみをかんじて)

爪を立てるから 私で痛みを感じて

(きみにくるしんできみにすくわれてる)

君に苦しんで 君に救われてる

(まるであぶないくすりでもやってるみたい)

まるで危ないクスリでもやってるみたい

(はずかしいくらいにほれたはれた)

恥ずかしいくらいに惚れた 腫れた

(はれたことばでなぐるからちゃんとうけとめて)

腫れた言葉で殴るから ちゃんと受け止めて

(さよならすきなひとわすれないよね)

さよなら好きな人 忘れないよね

(もうそろそろやめるねわたしもたのしくいたい)

もうそろそろ辞めるね 私も楽しくいたい

(さよならすきなひとわすれないよね)

さよなら好きな人 忘れないよね

(いやもうわすれて)

いや もう忘れて

(ああごめんねすきなひとわすれないかも)

ああ ごめんね 好きな人 忘れないかも

(どくをぬくようにいまはなみだをながすね)

毒を抜くように 今は涙を流すね

(さよならすきなひとわすれないよね)

さよなら好きな人 忘れないよね

(やけどにふくかぜさけびにふるあめ)

火傷に吹く風 叫びに降る雨

(きらいにさせてねもしくはもういちどあいして)

嫌いにさせてね もしくはもう一度愛して