やさしい雨 ~9nine~

(たびだちのあさ)

旅立ちの朝

(はれてた)

晴れてた

(おぼえてる)

覚えてる

(きみのえがお)

君の笑顔

(みおろしたまちのけしきに)

見下ろした街の景色に

(せなかをおされたきがした)

背中を押された気がした

(てをのばせばつかめそうでいて)

手を伸ばせば掴めそうでいて

(はかないものかわからないけど)

儚いものかわからないけど

(みつけたゆめをおいかけて)

見つけた夢を追いかけて

(あるきだすここから)

歩き出すここから

(だいすきだったふるさとはなれて)

大好きだったふるさと離れて

(あたらしいまちではじまるこれからを)

新しい街ではじまるこれからを

(きたいとふあんにゆれているむねのおくを)

期待と不安に揺れている胸の奥を

(どこかでみまもるように)

どこかで見守るように

(ただやさしいあめがふる)

ただやさしい雨が降る

(はじまりはそうあめだった)

はじまりはそう雨だった

(すこしだけ)

少しだけ

(そらをにらんだ)

空をにらんだ

(みなれないまちのいろに)

見慣れない街の色に

(そまれないそんなきがした)

染まれないそんな気がした

(たびだちのまえはうれしくて)

旅立ちの前は嬉しくて

(わくわくしていただけなのに)

わくわくしていただけなのに

(はなれてはじめてきがつくの)

離れてはじめて気がつくの

(さみしさにまけそう)

さみしさに負けそう

(たいせつなおもいむねにだいて)

大切な想い胸に抱いて

(ここからつづくひとつひとつのことを)

ここから続くひとつひとつのことを

(うまくいかないふあんもあふれたなみだも)

うまくいかない不安もあふれた涙も

(そっとあらいながすように)

そっと洗い流すように

(またやさしいあめがふる)

またやさしい雨が降る

(だいすきだったふるさちはなれて)

大好きだったふるさち離れて

(あたらしいまちではじまるこれからを)

新しい街ではじまるこれからを

(きたいとふあんでゆれているむねのおくを)

期待と不安で揺れている胸の奥を

(どこかでみまもるように)

どこかで見守るように

(ただやさしいあめがふる)

ただやさしい雨が降る