アネモネもね ~9nine~

(まちどおしいようでけっきょくまよってばかりいるのよ)

待ち遠しいようで結局迷ってばかりいるのよ

(はじめてずくしのこいは)

はじめてずくしの恋は

(おとなぶってもしかたない)

大人ぶってもしかたない

(それなりにきをつかって)

それなりに気を使って

(じかんかけてじゅんびして)

時間かけて準備して

(ぐうぜんぶってはなしかけて)

偶然ぶって話しかけて

(こぎつけた)

こぎつけた

(なれてるふうとなれないふうと)

慣れてるふうと慣れないふうと

(かれのこのみけいさんしても)

カレの好み計算しても

(どっちがいいかわからなくて)

どっちがいいかわからなくて

(またもとのちてん)

また元の地点

(あねもねもね)

アネモネもね

(さいてるよ)

咲いてるよ

(はなことばはしらないけれど)

花言葉は知らないけれど

(むらさきいろのはなびらは)

紫色の花びらは

(ゆらゆらとなびいてるよ)

ゆらゆらとなびいてるよ

(さびしがりなようであんがいめんどくさがりなんだね)

さびしがりなようで案外めんどくさがりなんだね

(めいそうちゅうのあわいこいを)

迷走中の淡い恋を

(せつめいしたとてしかたない)

説明したとてしかたない

(いたずらにじぶんあおって)

いたずらに自分煽って

(うんめいのせいにしても)

運命のせいにしても

(とうぜんそんなきのまよいは)

当然そんな気の迷いは

(はれないし)

晴れないし

(かっこいいかかわいいかって)

カッコいいかカワイイかって

(みられかた)

見られ方

(きにしてるようじゃ)

気にしてるようじゃ

(すきなのはじぶんだけじゃん)

好きなのは自分だけじゃん

(またもとのちてん)

また元の地点

(あねもねもね)

アネモネもね

(しってるよ)

知ってるよ

(はなことばはいわないけれど)

花言葉は言わないけれど

(あまつぶをはなびらは)

雨粒を花びらは

(きらきらとひいてるよ)

キラキラと弾いてるよ

(こたえをきゅうにしりたくなって)

答えを急に知りたくなって

(せいかいをさがしたけれど)

正解を探したけれど

(ひとによっていうことちがって)

人によって言うこと違って

(わかんない)

わかんない

(それならそうとひらきなおって)

それならそうと開き直って

(いいもわるいも)

いいもわるいも

(いっそむしして)

いっそ無視して

(とんでみてもいいんじゃない)

飛んでみてもいいんじゃない

(さてどこのちてん？)

さてどこの地点？

(あのねもうね)

あのねもうね

(いっちゃうよ)

言っちゃうよ

(「きみのことがすきみたいだ」)

「キミのことが　好きみたいだ」

(そんなこといっちゃって)

そんなこと言っちゃって

(ちょっとくらい)

ちょっとくらい

(こまらせたいよ)

困らせたいよ

(あねもねもね)

アネモネもね

(さいてるよ)

咲いてるよ

(はなことばはしらないけれど)

花言葉は知らないけれど

(むらさきいろのはなびらは)

紫色の花びらは

(ゆらゆらとなびいてるよ)

ゆらゆらとなびいてるよ