ひよこと天秤

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プレイ回数436難易度(2.7) 2023打 歌詞 かな 長文モード可
楽曲情報 ひよこと天秤  ふるFEAT.初音ミク  作詞ふる  作曲ふる
※このタイピングは「ひよこと天秤」の歌詞の一部または全部を使用していますが、歌詞の正しさを保証するものではありません。

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歌詞(問題文)

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(そのめがみすえるばんねん)

その眼が見据える晩年

(こまっしゃくれたなきごえなど)

こまっしゃくれた鳴き声など

(とうのむかしにききあきた)

とうの昔に聴き飽きた

(ずるずるしのあしおと)

ずるずる四の足音

(あゆむほうこうすらしらぬままに)

歩む方向すら知らぬままに

(ふらふらちどりあしこるりがわらう)

ふらふら千鳥足 小瑠璃が笑う

(みちはかぼそいへいきんだい)

道はか細い平均台

(みぎもひだりもよいのひかり)

右も左も宵の光

(どちらにおちてもならくゆき)

どちらに落ちても奈落行き

(たどりついただくせで)

辿り着いた濁世で

(てまねきをするあいまいやど)

手招きをする曖昧宿

(あんよがじょうずはとこじょうず)

あんよが上手は床上手

(きょこうのかさひゃっかんのくず)

虚構の嵩 百貫の屑

(またはじまったよ)

「また始まったよ」

(くりかえすしののめのそらそこかしこからひながたのうぶごえ)

繰り返す東雲の空 そこかしこから雛型の産声

(あれはてたわだちをとおるともしらずに)

荒れ果てた轍を通るとも知らずに

(おさまりつかぬふそうおうのつばさ)

収まりつかぬ不相応の翼

(くちばしからたれるぼくじゅうはふりだすあめににじみひろがる)

くちばしから垂れる墨汁は 降り出す雨に滲み広がる

(にわかづくりのとりごやじゃあまやどりもできやしない)

俄作りの鳥小屋じゃ雨宿りもできやしない

(どろみずすすりいざ)

泥水すすり いざ

(いちもんめのぶんどうにおびやかされいのちのじかんがせまる)

一匁の分銅に脅かされ 命の時間が迫る

(いそげわたれとおあさのうみえんらいひびくかなたまで)

急げ渡れ 遠浅の海 遠雷響く彼方まで

(すみでぬりつぶしたそのみちに)

墨で塗り潰したその道に

(さしこむはあいじろのきれつ)

差し込むは藍白の亀裂

(かしわでにあきもせずにむれをなすはいけのこい)

拍手に飽きもせずに群れを成すは池の鯉

(みちゃいけない)

「見ちゃいけない!」

(ないおやゆびかくしてつやをとびこえろ)

無い親指隠して通夜を飛び越えろ

(しょうじやぶりおむかえ)

障子破りお迎え

(さびたかけがねゆめのあと)

錆びた掛け金 夢の跡

(はようこっちにいらっしゃいな)

早うこっちにいらっしゃいな

(よじょうはんのとりかご)

四畳半の鳥かご

(うたうはうぞうむぞうのふん)

謳うは有象無象の糞

(ねふだもほごしてやしはうすわらい)

値札も反古して香具師は薄笑い

(そこうちのほまれを)

底打ちの誉れを

(はづくろいしながらかくしゅして)

羽繕いしながら鶴首して

(ちぎってむしってまるはだか)

千切って毟って丸裸

(あまのさじをくいつくし)

尼の匙を食い尽くし

(そらあっちへこっちへかてをさがし)

そらあっちへこっちへ糧を探し

(みあげりゃとさつばあとのまつり)

見上げりゃとさつ場 後の祭り

(まばゆいかさすいせんのその)

眩い暈 水仙の園

(おやどこへいくの)

「おやどこへ行くの?」

(あさつゆにぬれるやまごけにあしをすべらせみうしなうひのむき)

朝露に濡れる山苔に足を滑らせ見失う陽の向き

(ふそんのはばたきはいつかのらくじつ)

不遜の羽ばたきはいつかの落日

(もろいはしにくさびはうたれもとよりないたいろはたたれた)

もろい橋に楔は打たれ 元より無い退路は断たれた

(がらすをかみくだきこいしをのみこみ)

硝子を噛み砕き 小石を飲み込み

(むくわれぬてんびんにとびのってははじかれる)

報われぬ天秤に飛び乗っては弾かれる

(さえずることもなく)

さえずる事も無く

(いちもんめのみかみをあがめつづけいのりのじかんをうれう)

一匁の御神を崇め続け 祈りの時間を憂う

(いそげつどえやおちょうのぶたいかねよひびけ)

急げ集え 八百長の舞台 鐘よ響け

(ありあけのそらはしんきろうのらくえん)

有明の空は蜃気楼の楽園

(すくいのうつわでみずあび)

救いの器で水浴び

(はかもりはこうへいなふこうへいにへきえき)

墓守は公平な不公平に辟易

(ゆるしをこうみあかしきえた)

赦しを乞う御明かし消えた

(なれぬこをえがくつばめに)

成れぬ 弧を描く燕に

(なれぬけたたましいからすに)

成れぬ けたたましい烏に

(なれぬあいうたうひばりに)

成れぬ 愛歌う雲雀に

(なれぬひなどりにさえも)

成れぬ 雛鳥にさえも

(いちもんめのふんどうにおしつぶされいのちのじかんをみとる)

一匁の分銅に押し潰され 命の時間を看取る

(なぶりころすとりめのせかいあがきさけべど)

嬲り殺す 鳥目の世界 足掻き叫べど

(きくいただきのはねをゆらすこともできず)

菊頂の羽根を揺らす事も出来ず

(すずめのなみだのかたむきをふいちょうしてはまたはいをちらして)

雀の涙の傾きを吹聴してはまた灰を散らして

(おしよせるひわいろのさざなみにもんくもいえずに)

押し寄せる鶸色の漣に文句も言えずに

(やまぬりょうじゅうしろくろつけろくさるかじつかじりつき)

止まぬ猟銃 白黒つけろ 腐る果実齧り付き

(いまいましいくずとりをうて)

忌々しい屑鳥を撃て

(いのちのかよわぬまどにむれ)

命の通わぬ窓に群れ

(ふりはらったかいこがまたうめきをあげるまえに)

振り払った蚕がまた呻きをあげる前に

(てのひらでうごめくそのたまごとともにしにさらせ)

掌で蠢くその卵と共に死に晒せ

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