吝嗇家/Secret Track

(あせたかわざいふのうらがわで)

褪せた皮財布の裏側で

(ひとにさわられなれたかみきれ)

他人に触られ慣れた紙切れ

(あたしだいじにかくしもってたの)

アタシ大事に隠し持ってたの

(おなじかおでむれるいじんみてあんどしたの)

同じ顔で群れる偉人見て安堵したの

(だけんをすまわせたはいいものの)

駄犬を住まわせたは良いものの

(えさだいがすこぶるたかくつく)

餌代が頗る高くつく

(そまつなよこやりをおしあてて)

粗末な横槍を押し当てて

(からむことしかのうがないわ)

絡む事しか能がないわ

(ｍｅｔｏｏｍｅｔｏｏ)

me too me too

(もとめている)

求めている

(ｍｅｔｏｏｍｅｔｏｏｍｅｔｏｏ)

me too me too me too

(ないものねだりね)

無い物ねだりね

(ぎぶぎぶそりゃｄｅｅｐｄｅｅｐ)

ギブギブそりゃdeep deep

(だがちーぷいんぷ)

だがチープ淫夫

(たえるのはやめたのだ！)

耐えるのは辞めたのだ！

(ほうらきみはすべてをなくした)

ほうら君はすべてを無くした

(ぼくでさえすてられないでしょう)

僕でさえ捨てられないでしょう

(たったひとつあこぎなじゅんあい)

たったひとつ阿漕な純愛

(むいちもんであすをむかえようや)

無一文で明日を迎えようや

(きょうはぼくのふうてんきねんび)

今日は僕の瘋癲記念日

(すべからくぱんぴーないでたち)

すべからくパンピーな出で立ち

(「じつにそそるね、そのすかーともよう」)

『実に唆るね、そのスカート模様』

(まあさんじゅういっこくじんかおちらみせしてりゃ)

まあ三十一谷人顔チラ見せしてりゃあ

(かんけいないでしょまたひらくでしょう)

関係ないでしょ股開くでしょう

(ｍｅｔｏｏｍｅｔｏｏ)

me too me too

(もとめないで)

求めないで

(ｍｅｔｏｏｍｅｔｏｏｍｅｔｏｏ)

me too metoo me too

(いつまでもあるとおもうな)

いつまでもあると思うな

(もうねこりゃぜんとりょうえんだ)

もうねこりゃ前途遼遠だ

(はんせいのいろはほらむしょくだもの)

反省の色はほら無職だもの

(だめだめもうすかんぴんですわ)

駄目駄目もう素寒貧ですわ

(かねかねばかりきにするあまり)

金金ばかり気にするあまり

(あいをみごろしにしたのはいったい)

愛を見殺しにしたのは一体

(だれだれだれだれだれだれだれだれ？)

誰誰誰誰誰誰誰誰？

(ほらこれはたとえのはなしさ)

法螺これは喩えの話しさ

(せいかつにいばしょがただないだけ)

生活に居場所がただ無いだけ

(たったふたりあこぎなじゅんあい)

たったふたり阿漕な純愛

(けんやくしたあいにてをだせず)

倹約した愛に手を出せず

(ほうらきみはすべてをなくした)

ほうら君はすべてを無くした

(ぼくでさえすてられないでしょう)

僕でさえ捨てられないでしょう

(またわかりかけてたきみのこと)

また解りかけてた君の事

(なにもわからないとわかりそうです)

何も解らないと解りそうです