エキストラ / Thinking Dogs

(えきすとらだってこいをしたら)

エキストラだって恋をしたら

(じゃないほうからしゅやくになるの)

「じゃない方」から主役になるの

(うつりこんでるだけだった)

映り込んでるだけだった

(しーんをきりかえてもう１ていく)

シーンを切り替えて　もう１テイク

(えきすとらだってこいをしたら)

エキストラだって恋をしたら

(あなただけのしゅやくになれるの)

あなただけの主役になれるの

(ぼやけていたうんめいのぴんと)

ぼやけていた運命のピント

(わたしにあわせていますぐに)

私に合わせて　今すぐに

(すぽっとらいとをあびてるのは)

スポットライトを浴びてるのは

(いつだってほかのだれかだったの)

いつだって他の誰かだったの

(ぜつぼうてきなそんざいかん)

絶望的な存在感

(あなたのしかいになんではいれないの)

あなたの視界になんで　入れないの？

(えきまえのかふぇのじどうどあでさえ)

駅前のカフェの自動ドアでさえ

(にどもきづいてくれなくて)

二度も気づいてくれなくて

(かいさつをぬけてしゅうでんのとびら)

改札を抜けて終電の扉

(あっけなくしまるけど)

あっけなく閉まる　けど

(えきすとらだってこいをしたら)

エキストラだって恋をしたら

(じゃないほうからしゅやくになるの)

「じゃない方」から主役になるの

(うつりこんでるだけだった)

映り込んでるだけだった

(しーんをきりかえてもう１ていく)

シーンを切り替えて　もう１テイク

(えきすとらだってこいをしたら)

エキストラだって恋をしたら

(あなただけのしゅやくになれるの)

あなただけの主役になれるの

(ぼやけていたうんめいのぴんと)

ぼやけていた運命のピント

(わたしにあわせていますぐに)

私に合わせて　今すぐに

(ひろいんがみちのむこうがわで)

ヒロインが未知の向こう側で

(あなたにそっとかけよっていく)

あなたにそっと駆け寄っていく

(はいけいにとけこんだ)

背景に溶け込んだ

(わたしからはひょうじょうもみえないの)

私からは表情も見えないの

(すれちがうだけのたいくつなばめん)

すれ違うだけの　退屈な場面

(すぴんおふにもできなくて)

スピンオフにもできなくて

(くらんくあっぷはちかづいてるのに)

クランクアップは近づいてるのに

(なにもできずにけど)

何もできずに　けど

(えきすとらだってこいをしたら)

エキストラだって恋をしたら

(あっというまにしゅやくになるの)

あっという間に主役になるの

(まっしろなだいほんに)

真っ白な台本に

(せりふをつけてもう１ていく)

セリフをつけて　もう１テイク

(えきすとらだってこいをしたら)

エキストラだって恋をしたら

(たったひとりのしゅやくになれるの)

たったひとりの主役になれるの

(かさなってくぐうぜんはひんと)

重なってく　偶然はヒント

(わたしにきづいていますぐに)

私に気づいて　今すぐに

(ふれーむのなかへ)

フレームの中へ