あの夏が飽和する

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プレイ回数4680順位345位  難易度(2.8) 2231打 歌詞 長文モード可
楽曲情報 あの夏が飽和する。  作詞カンザキイオリ  作曲カンザキイオリ
※このタイピングは「あの夏が飽和する。」の歌詞の一部または全部を使用していますが、歌詞の正しさを保証するものではありません。
順位 名前 スコア 称号 打鍵/秒 正誤率 時間(秒) 打鍵数 ミス 問題 日付
1 くま 5541 A 5.8 94.5% 381.7 2245 130 92 2024/11/14
2 ゆ2 5306 B++ 5.4 96.9% 403.1 2209 70 92 2024/12/21
3 5107 B+ 5.3 95.4% 415.1 2226 106 92 2024/12/21
4 a 4996 B 5.5 91.3% 403.9 2229 211 92 2024/11/16
5 絶食 4342 C+ 4.6 94.4% 482.4 2226 131 92 2024/11/15

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歌詞(問題文)

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(きのうひとをころしたんだ)

「昨日人を殺したんだ」

(きみはそういっていた。)

君はそう言っていた。

(つゆどきずぶぬれのまんま)

梅雨時ずぶ濡れのまんま、

(へやのまえでないていた)

部屋の前で泣いていた。

(なつがはじまったばかりというのに)

夏が始まったばかりというのに、

(きみはひどくふるえていた)

君はひどく震えていた。

(そんなはなしではじまる)

そんな話で始まる、

(あのなつのひのきおくだ)

あの夏の日の記憶だ。

(ころしたのはとなりのせきの)

「殺したのは隣の席の、

(いつもいじめてくるあいつ)

いつも虐めてくるアイツ。

(もういやになってかたをつきとばして)

もう嫌になって、肩を突き飛ばして、

(うちどころがわるかったんだ)

打ち所が悪かったんだ。

(もうここにはいられないとおもうし)

もうここには居られないと思うし、

(どっかとおいとこでしんでくるよ)

どっか遠いとこで死んでくるよ」

(そんなきみにぼくはいった)

そんな君に僕は言った。

(それじゃぼくもつれてって)

「それじゃ僕も連れてって」

(さいふをもってないふをもって)

財布を持って、ナイフを持って、

(けいたいげーむもかばんにつめて)

携帯ゲームもカバンに詰めて、

(いらないものはぜんぶ)

いらないものは全部

(こわしていこう)

壊していこう。

(あのしゃしんもあのにっきも)

あの写真も、あの日記も、

(いまとなっちゃもういらないさ)

今となっちゃもういらないさ。

(ひとごろしとだめにんげんのきみとぼくのたびだ)

人殺しとダメ人間の 君と僕の旅だ。

(そしてぼくらはにげだした)

そして僕らは逃げ出した。

(このせまいせまいこのせかいから)

この狭い狭いこの世界から。

(かぞくもくらすのやつらもなにもかも)

家族もクラスの奴らも何もかも

(ぜんぶすててきみとふたりで)

全部捨てて君と二人で。

(とおいとおいだれもいないばしょで)

遠い遠い誰もいない場所で

(ふたりでしのうよ)

二人で死のうよ。

(もうこのせかいにかちなどないよ)

もうこの世界に価値などないよ。

(ひとごろしなんてそこらじゅうわいてるじゃんか)

人殺しなんてそこら中 湧いてるじゃんか。

(きみはなにもわるくないよ)

君は何も悪くないよ。

(きみはなにもわるくないよ)

君は何も悪くないよ。

(けっきょくぼくらだれにも)

結局僕ら誰にも

(あいされたことなどなかったんだ)

愛されたことなどなかったんだ。

(そんないやなきょうつうてんで)

そんな嫌な共通点で

(ぼくらはかんたんにしんじあってきた)

僕らは簡単に信じあってきた。

(きみのてをにぎったとき)

君の手を握った時、

(かすかなふるえもすでになくなっていて)

微かな震えも既に無くなっていて

(だれにもしばられないでふたり)

誰にも縛られないで二人

(せんろのうえをあるいた)

線路の上を歩いた。

(かねをぬすんでふたりでにげて)

金を盗んで、二人で逃げて、

(どこにもいけるきがしたんだ)

どこにも行ける気がしたんだ。

(いまさらこわいものは)

今更怖いものは

(ぼくらにはなかったんだ)

僕らにはなかったんだ。

(ひたいのあせもおちためがねも)

額の汗も、落ちたメガネも

(いまとなっちゃどうでもいいさ)

「今となっちゃどうでもいいさ。

(あぶれもののちいさなとうひこうのたびだ)

あぶれ者の小さな逃避行の旅だ」

(いつかゆめみたやさしくて)

いつか夢見た優しくて、

(だれにもすかれるしゅじんこうなら)

誰にも好かれる主人公なら、

(きたなくなったぼくたちもみすてずに)

汚くなった僕たちも見捨てずに

(ちゃんとすくってくれるのかな)

ちゃんと救ってくれるのかな?

(そんなゆめならすてたよ)

「そんな夢なら捨てたよ。

(だってげんじつをみろよ)

だって現実を見ろよ。

(しあわせの)

シアワセの

(よんもじなんてなかった)

四文字なんてなかった、

(いままでのじんせいでおもいしったじゃないか)

今までの人生で思い知ったじゃないか。

(じぶんはなにもわるくねえと)

自分は何も悪くねえと

(だれもがきっとおもってる)

誰もがきっと思ってる」

(あてもなくさまようせみのむれに)

あてもなく彷徨う蝉の群れに、

(みずもなくなりゆれだすしかいに)

水も無くなり揺れ出す視界に、

(せまりくるうおにたちのどごうに)

迫り狂う鬼たちの怒号に、

(ばかみたいにはしゃぎあい)

バカみたいにはしゃぎあい

(ふときみはないふをとった)

ふと君はナイフを取った。

(「きみがいままでそばにいたから)

「君が今まで傍にいたから

(ここまでこれたんだ)

ここまでこれたんだ。

(だからもういいよもういいよ)

だからもういいよ。もういいよ」

(しぬのはわたしひとりでいいよ)

「死ぬのは私一人でいいよ」

(そしてきみはくびをきった)

そして君は首を切った。

(まるでなにかのえいがのわんしーんだ)

まるで何かの映画の ワンシーンだ。

(はくちゅうむをみているきがした。)

白昼夢を見ている気がした。

(きづけばぼくはつかまって)

気づけば僕は捕まって。

(きみがどこにもみつからなくって)

君がどこにも見つからなくって。

(きみだけがどこにもいなくって)

君だけがどこにもいなくって。

(そしてときはすぎていった)

そして時は過ぎていった。

(ただあついあついひがすぎてった。)

ただ暑い暑い日が過ぎてった。

(かぞくもくらすのやつらもいるのに)

家族もクラスの奴らもいるのに

(なぜかきみだけはどこにもいない)

なぜか君だけはどこにもいない。

(あのなつのひをおもいだす)

あの夏の日を思い出す。

(ぼくはいまもいまでもうたってる)

僕は今も今でも歌ってる。

(きみをずっとさがしているんだ)

君をずっと探しているんだ。

(きみにいいたいことがあるんだ)

君に言いたいことがあるんだ。

(くがつのおわりにくしゃみして)

九月の終わりにくしゃみして

(ろくがつのにおいをくりかえす)

六月の匂いを繰り返す。

(きみのえがおは)

君の笑顔は

(きみのむじゃきさは)

君の無邪気さは

(あたまのなかをほうわしている)

頭の中を飽和している。

(だれもなにもわるくないよ)

誰も何も悪くないよ。

(きみはなにもわるくはないから)

君は何も悪くはないから

(もういいよ)

もういいよ。

(なげだしてしまおう)

投げ出してしまおう。

(そういってほしかったのだろうなあ)

そう言って欲しかったのだろう? なあ?

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