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歌詞(問題文)
(いまおわろうとするよるははれたあさをむかえる)
今終わろうとする夜は、晴れた朝を迎える。
(なみのおととにおいのついたかぜをつれてくる)
波の音と、匂いのついた風を連れてくる。
(かわりばえもなくとけてかたまったきょうをあらいながしてしまって)
代わり映えもなく溶けて固まった今日を洗い流してしまって、
(いっそのことぬぎすててわすれてしまえるなら)
いっそのこと脱ぎ捨てて忘れてしまえるなら。
(なつのにおいとよるのかおりのほうへ)
夏の匂いと、夜の香りのほうへ
(にげていく)
逃げていく。
(ひびのおわりにたしかなひを)
日々の終わりに確かな灯を!
(こころをともしてゆらしてためいきをもやす)
心を灯して、揺らして、溜息を燃やす。
(きみのこえを)
君の声を!
(ゆめみたいなよるがきた)
夢みたいな夜が来た。
(こたえないよるのうれいがさらったおぼつかないゆめのそのつづきは)
応えない夜の憂いが攫った、覚束ない夢のその続きは、
(みかんせいなんてきにもとめないあたたかさのなかにあって)
未完成なんて気にも留めない暖かさの中にあって。
(ぶらりとあるいたうみぞいのまちのいがいなしずけさ)
ブラリと歩いた海沿いの街の意外な静けさ!
(こころをさらしてゆれるゆめをみた)
心を晒して、揺れる夢を見た。
(ひびのおわりにかすかなひを)
日々の終わりに微かな灯を!
(しずかにともしてゆらしてかなしみをもやす)
静かに灯して、揺らして、悲しみを燃やす。
(きみのこえをきょうもとなりでひびかせて)
君の声を今日も隣で響かせて。
(あしたのことばかりかんがえていたんだ)
明日のことばかり考えていたんだ。
(くらいへやのなかひとりでまわって)
暗い部屋の中一人で回って、
(ふあんていなんてわすれてしまって)
不安定なんて忘れてしまって、
(まちのあかりにめをむけると)
街の明かりに目を向けると、
(まどのそとにはきょうはるがきて)
窓の外には今日春が来て。
(きみをつれてきたんだ)
君を連れてきたんだ。
(こころをさらしてゆれていたいんだ)
心を晒して、揺れて居たいんだ。
(ひびのはてにわらいごえを)
日々の果てに笑い声を!
(いたみをもやしてうたってねむらずにおどる)
痛みを燃やして、歌って、眠らずに踊る。
(はれたよるをまちこがれてきょうがきた)
晴れた夜を待ち焦がれて今日が来た。
(ひびのおわりにたしかなひを)
日々の終わりに確かな灯を!
(こころをともしてゆらしてためいきをもやす)
心を灯して、揺らして、溜息を燃やす。
(きみのこえを)
君の声を!
(ゆめみたいなよるがきた)
夢みたいな夜が来た。