シャーデンフロイデ

(だれかにあいされたいほどねがった)

誰かに愛されたい程願った

(ゆめにかえられないことをしった)

夢に変えられないことを知った

(ひざついてゆびくわえて)

膝ついて　指銜えて

(わらえよあっはっはっはっはと)

哂えよアッハッハッハッハと

(かすりきずわらいをのこして)

かすり傷笑いを残して

(うろたえたひびにはうんざり)

うろたえた日々にはうんざり

(うたれきったますいあじわって)

打たれきった麻酔味わって

(ざまもないさんもんしばい)

様もない三文芝居

(ねじくれたうれいにかくした)

捻くれた憂いに隠した

(とほうにもくれないどんしゃり)

途方にも暮れないドンシャリ

(たちくらみくらいうみぞって)

立ち眩み暗い海沿って

(へぇそれはよござんした)

へぇ、それはよござんした

(ねぇねぇかまってふろいらいん)

ねぇ　ネェ　構ってフロイライン

(ここじゃとおすぎさ)

此処じゃ遠すぎさ

(うりきれたやさしさにすがるよう)

売り切れた優しさに縋るよう

(なぁなぁよどんだめらんこりー)

なぁ　ナァ　淀んだメランコリー

(あしたじゃおそすぎさ)

明日じゃ遅すぎさ

(すかしたふいだけくらった)

空かした不意だけ喰らった

(だれかにあいされたいほどねがった)

誰かに愛されたいほど願った

(ゆめにかえられないことをしった)

夢に変えられないことを知った

(ひざついてゆびくわえて)

膝ついて　指銜えて

(わらえよあっはっはっはっはと)

哂えよアッハッハッハッハと

(そりゃないぜとひずんだ)

そりゃないぜと歪んだ

(むらがるやいやいにとむらったきみやだやだやだやだ)

群がるヤイヤイに弔った　君　ヤダヤダヤダヤダ

(もういいさよならわすれものにちゅういしな)

もういいさよなら忘れ物に注意しな

(さかうらみうがいとすまして)

逆恨み嗽と済まして

(あるまじきすがたにまんねり)

有るまじき姿にマンネリ

(あらいきったしまいふきとった)

洗いきった終い拭き取った

(ぜひもないかんこどり)

是非もない閑古鳥

(はんぱなららばいふりまいて)

半端なララバイ振りまいて

(おこづかいはずめばじょうでき)

お小遣い弾めば上出来

(きりぎりすみたいにうたって)

螽斯みたいに謳って

(へぇそれはごくろうさ)

へぇ、それは御苦労さ

(まぁまぁすてきなふりゅーげる)

まぁ　マァ　素敵な　フリューゲル

(どこでのばせばいい)

何処で伸ばせばいい？

(うらやんですりよったありすとろめ)

羨んで擦り寄ったアリストロメ

(あぁああにらんだヴぁるきゅーれ)

アァ　嗚呼　睨んだヴァルキューレ

(いつがおのぞみだい)

何時がお望みだい？

(みたしたはらだけないていたんだ)

満たした腹だけ鳴いていたんだ

(くだらねぇねぇかまってふろいらいん)

下らねぇ　ネェ　構ってフロイライン

(ここじゃとおすぎさ)

此処じゃ遠すぎさ

(うりきれたやさしさにすがるよう)

売り切れた優しさに縋るよう

(なぁなぁよどんだめらんこりー)

なぁ　ナァ　淀んだメランコリー

(あしたじゃおそすぎさ)

明日じゃ遅すぎさ

(すかしたふいだけくらってさ)

空かした不意だけ喰らってさ

(だれかにあいされたいほどねがった)

誰かに愛されたいほど願った

(ゆめにかえられないことをしった)

夢に変えられないことを知った

(ひざついてゆびくわえて)

膝ついて　指銜えて

(わらえよあっはっはっはっはと)

哂えよアッハッハッハッハと

(そりゃないぜとひずんだ)

そりゃないぜと歪んだ

(むらがるやいやいにとむらったきみまだまだまだまだ)

群がるヤイヤイに弔った　君　まだまだまだまだ

(まってそこまでたどりついてないのにさ)

待ってそこまでたどり着いてないのにさ

(こっちみないでとさけんだ)

こっち見ないでと叫んだ

(ゆめじゃどんなにいいかとくやんだ)

夢じゃどんなにいいかと悔やんだ

(なきついてふりかざして)

泣きついて　振りかざして

(わらえよあっはっはっはっはと)

哂えよアッハッハッハッハと

(あいされたいほどねがったんだ)

愛されたいほど願ったんだ

(あいされたいからねがったんだ)

愛されたいから願ったんだ

(やだやだやだやだ)

ヤダヤダヤダヤダ

(じゃあはいさよならわすれものもおいていけ)

じゃあ、ハイさよなら忘れ物も置いていけ