ブレス

(ぼくひとりでつないでないたって)

僕一人で繋いで鳴いたって

(いきがしたい)

息がしたい

(さんざんすっておもいやりごっこして)

散々吸って思いやりごっこして

(またたにんのふり)

また他人のふり

(そんなんばっかもうつかれちゃったんだ)

そんなんばっかもう疲れちゃったんだ

(まだすくえたのに)

まだ救えたのに

(みたくもないのにみえてしまうんだ)

見たくもないのに見えてしまうんだ

(いつしかめをふさいでしまったんだ)

いつしか目を塞いでしまったんだ

(ただいきることにひっしだった)

ただ生きることに必死だった

(けどほんとうはまもっていたかった)

けど本当は守っていたかった

(ぼくになにができたのかな)

僕に　何ができたのかな

(ぐっどばいしないとおもっていた)

グッドバイしないと思っていた

(なのになんでどうしていなくなっちゃったの)

なのになんでどうしていなくなっちゃったの

(ぼくひとりじゃおもくてどうかしちゃいそうだ)

僕一人じゃ重くてどうかしちゃいそうだ

(しょうがないをこばんでいた)

しょうがないを拒んでいた

(かわりなんていないけどとまれないんだよ)

代わりなんていないけど止まれないんだよ

(ぼくひとりでつないでないたって)

僕一人で繋いで鳴いたって

(いきがしたい)

息がしたい

(どっかいったゆめのえんでぃんぐは)

どっか行った夢のエンディングは

(ちかいあったりそうとちがうや)

誓い合った理想と違うや

(どっかいってそうねがっていた)

「どっかいって」そう願っていた

(ぼくじゃないだれかをいけにえに)

僕じゃない誰かを生贄に

(いたくもないのにさけてしまうんだ)

痛くもないのに避けてしまうんだ

(またくりかえすなっておもっていた)

また繰り返すなって思っていた

(そしてきみはぼくのたてになった)

そして君は僕の盾になった

(なおしかたがもしあるなら)

治し方がもしあるなら

(ぼくにおしえてよ)

僕に教えてよ

(ぐっどばいしないとおもっていた)

グッドバイしないと思っていた

(なのになんでどうしていなくなっちゃったの)

なのになんでどうしていなくなっちゃったの

(ぼくひとりじゃおもくてどうかしちゃいそうだ)

僕一人じゃ重くてどうかしちゃいそうだ

(しょうがないをこばんでいた)

「しょうがない」を拒んでいた

(かわりなんていないけどとまれないんだよ)

代わりなんていないけど止まれないんだよ

(ぼくひとりでつないでないたって)

僕一人で繋いで鳴いたって

(いきて)

生きて

(だいきらいとしまったゆめ)

「大嫌い」と仕舞った夢

(きみがすてたぶんまでぼくがもっていくから)

君が捨てた分まで僕が持っていくから

(ぼくひとりじゃかなわなかったみらいまで)

僕一人じゃ叶わなかった未来まで

(うざいくらいにわかってるよ)

鬱雑いくらいに解ってるよ

(もしもなんてないことありえないんだけど)

もしもなんてないことあり得ないんだけど

(またふたりで)

また二人で

(つらくてないたって)

辛くて泣いたって

(いきがしたい)

息がしたい