ZIGGY　君をのせて

(まやかしのこいにおぼれわれをわすれてさ)

まやかしの恋に溺れ　我を忘れてさ

(みっともないねとだれかにひやかされ)

「みっともないね」と誰かに冷やかされ

(うそでもいいんだきっとこうじつがほしいだけさ)

嘘でもいいんだきっと口実が欲しいだけさ

(それともいいわけばかりのきのうにつかれたか)

それとも言い訳ばかりの 昨日につかれたか？

(さらさらとおとをたてながれるそのかみを)

サラサラと音をたて　流れるその髪を

(きままなよるのおぶじぇにしたくない)

気ままな夜のオブジェにしたくない

(きみをのせてぼくのふねはあめにぬれたやみをころがる)

君をのせて　僕の船は雨に濡れた闇をころがる

(きみをのせてこうかいにでるやくそくのばしょへ)

君をのせて　航海に出る約束の場所へ

(うぬぼれてあすをみすえまたおいてきぼり)

自惚れて明日を見据え　また置いてきぼり

(かっこうつかずにだれかをせめてみる)

格好つかずに誰かを責めてみる

(しかたがないんだきっとどうどうめぐりだからさ)

仕方がないんだきっと　堂々巡りだからさ

(ためいきをつくたびあおいとりはにげてゆく)

溜め息をつくたび青い鳥は逃げてゆく

(きらきらとまよいなくかがやくそのほしの)

キラキラと迷いなく　輝くその星の

(きままなよるのおぶじぇになれるかい)

気ままな夜のオブジェになれるかい？

(きみをのせてぼくのふねはあめにぬれたやみをころがる)

君をのせて　僕の船は雨に濡れた闇をころがる

(きみをのせてこうかいにでるやくそくのばしょへ)

君をのせて　航海に出る約束の場所へ

(きみをのせてえいゆうきどりこのせかいのどこまでも)

君をのせて　英雄気取りこの世界の何処までも

(きみをのせてはいかいしようときがはてるまで)

君をのせて　徘徊しよう時が果てるまで

(つきることのないいずみのふちにかれたはなでもかざってみようか)

尽きることのない泉の淵に　枯れた花でも飾ってみようか

(そえることばはかなしいいのりとどけることができるのならば)

添える言葉は"悲しい祈り"届けることができるのならば

(きみをのせてぼくのふねはあめにぬれたやみをころがる)

君をのせて　僕の船は雨に濡れた闇をころがる

(きみをのせてこうかいにでるやくそくのばしょへ)

君をのせて　航海に出る約束の場所へ

(きみをのせてえいゆうきどりこのせかいのどこまでも)

君をのせて　英雄気取りこの世界の何処までも

(きみをのせてはいかいしようときがはてるまで)

君をのせて　徘徊しよう時が果てるまで