フカキユメミシ

(なんどだってきみにあえるならいいよね)

何度だって君に会えるなら　いいよね

(だけどこんなろうごくはもういやだ)

だけどこんな牢獄はもう　嫌だ

(みなれたそらはたいくつできまぐれなんておこらない)

見慣れた空は退屈で　気まぐれなんて起こらない

(かみさまはきっといじわるだ)

神様はきっと　いじわるだ

(ゆめをえがいてもむだだってうつむいてばかりいたひは)

夢を描いても無駄だって　うつむいてばかりいた日は

(おともたてずにとうとつにちがうときをあゆみだす)

音もたてずに唐突に　違う時を歩みだす

(きみといればこわくはないよわらうことをしった)

君といれば怖くはないよ　笑う事を知った

(きょうだけでもはなれないでよはなさないで)

今日だけでも離れないでよ　離さないで

(こわしてよみらいをうんざりなえいえんを)

壊してよ未来を　うんざりな永遠を

(きづかないふりをしたけど)

気付かないふりをしたけど

(はぐらかしたことばはいまもむねをきりきざんで)

はぐらかした言葉は今も胸を切り刻んで

(みつけてよこぼれたあのひのやくそく)

見つけてよ零れたあの日の約束

(うらはらなねがいを)

裏腹な願いを

(のみこんではまたゆめのなかへまどろむ)

飲み込んではまた　夢の中へまどろむ

(ひとりきりのよるくりかえしたまるなみだがそらをぼかす)

一人きりの夜繰り返し　溜まる涙が空をぼかす

(もういいとさけびとじためいろでられずに)

「もういい」と叫び　閉じた迷路出られずに

(きみがいないといみがないよなくすこわさをしった)

君がいないと意味がないよ　失くす恐さを知った

(ておくれなんてもうわかってるわかってるけど)

手遅れなんてもう分ってる　分ってるけど

(たすけてよここからおわりゆくせかいから)

助けてよここから　終わりゆく世界から

(きづいてとはにかんだけど)

気付いてとはにかんだけど

(どうせあしたにはもうなにもかもをわすれてしまう)

どうせ明日にはもう何もかもを忘れてしまう

(かくしてよおかしたあのひのあやまち)

隠してよ犯したあの日の過ち

(おくびょうなねがいを)

臆病な願いを

(のみこんではまたはくちゅうむのなか)

飲み込んではまた　白昼夢の中

(たゆたうようにこのみをまかせていいよね)

たゆたうようにこの身を任せて　いいよね

(わらえるならつくりものだっていいかな)

笑えるなら作り物だって　いいかな

(なんどだってきみにあえるならいいよね)

何度だって君に会えるなら　いいよね

(だけどこんなろうごくはもういやだ)

だけどこんな牢獄はもう　嫌だ

(たちきるよみらいへきみといるこのさきへ)

断ち切るよ未来へ　君といるこの先へ

(きづいてるきづいてるよただ)

気付いてる気付いてるよただ

(ことばをつむぐほどにふかくむねがきりさかれて)

言葉を紡ぐほどに深く胸が切り裂かれて

(みつけるよこぼれたあのひのやくそく)

見つけるよ零れたあの日の約束

(かわっていくねがいを)

変わっていく願いを

(ためらうようにかみしめるように)

ためらうように噛みしめるように

(のみこんではまたゆめのなかへまどろむ)

飲み込んではまた　夢の中へまどろむ