小説
問題文
(どどどどどどどどど 「なんだこのおとは?」じゃむおじさんがそういう)
ドドドドドドドドド 「何だこの音は?」ジャムおじさんがそういう
(「またばいきんまんのしわざですかね.......」)
「またばいきんまんの仕業ですかね.......」
(「ちょっとみにいってきます。」)
「ちょっと見に行ってきます。」
(そういってからばたこさん、じゃむおじさん、)
そういってからバタコさん、ジャムおじさん、
(ちーずにほほえみぱとろーるへとむかう。)
チーズに微笑みパトロールへと向かう。
(2kmくらいまでいったところでいへんをみつけた。)
2kmくらいまで行ったところで異変を見つけた。
(「これは...あしあと...?」 きぎがなぎたおされている。)
「これは...足跡...?」 木々がなぎ倒されている。
(とりあえずたどってみよう。)
とりあえずたどってみよう。
(じぶんにはたびたびおもうことがある。どうしてぼくはたたかうのだろう。)
自分にはたびたび思うことがある。どうして僕は戦うのだろう。
(さらに1kmほどすすんだところでじけんがおこる。)
更に1kmほど進んだところで事件が起こる。
(がしんっ がしんっ がしっ)
ガシンッ ガシンッ ガシッ
(こくしょくのえんちゅうがどうたいとなっているようなみためでうでがよっつある。)
黒色の円柱が胴体となっているような見た目で腕が四つある。
(めからはあかいひかりをだしている。)
眼からは赤い光をだしている。
(「うぅ.......」 そのこうけいはひどいありさまだった。)
「うぅ.......」 その光景は酷いありさまだった。
(しょくぱんまんはがけにたたきつけられ、かれーぱんまんはじめんにうもれている。)
ショクパンマンは崖にたたきつけられ、カレーパンマンは地面に埋もれている。
(くりーむぱんだはきぎをなんこもたおすほどなげつけられている。)
クリームパンダは木々を何個も倒すほど投げつけられている。
(そしてめろんぱんなちゃんはにぎりつぶされそうになっている。)
そしてメロンパンナちゃんは握りつぶされそうになっている。
(そんなこうけいをみていかりがわいた。)
そんな光景をみて怒りがわいた。
(「あんぱんまん!う..にげ..て」かすれたこえでめろんぱんなちゃんがいう。)
「アンパンマン!う..逃げ..て」かすれた声でメロンパンナちゃんがいう。
(「ゆるさない」 ぶぉぉぉぉんどぉぉぉんっ)
「許さない」 ブォォォォン ドォォォンッ
(いままでだしたことのないようなすぴーどでちかづきてがいたくなるほどのちからでなぐる。)
今まで出したことのないようなスピードで近づき手が痛くなるほどの力で殴る。
(「ばかめ!あんぱんまん!これをつくるのになんねんかけたとおもっている!」)
「馬鹿め!アンパンマン!これを作るのに何年かけたと思っている!」
(とてもじぶんひとりではたおせるようなものではなかった。)
とても自分一人では倒せるようなものではなかった。
(このありさまになったのもわかる。 「つぎはこちらのばんだ!」)
このありさまになったのもわかる。 「次はこちらの番だ!」
(がしゃんっ 「ぐあぁっ....!!」どぉぉぉぉぉぉん)
ガシャンッ 「ぐあぁッ....!!」ドォォォォォォン
(とてつもないいたみとともにじめんにたたきつけられる。)
とてつもない痛みとともに地面にたたきつけられる。
(「がはっ....」あんこをはいてしまう。)
「ガハッ....」あんこを吐いてしまう。
(「あんぱんまん!うぅ.......」 「ああ、そういえばおまえもいたか。」)
「アンパンマン!うぅ.......」 「ああ、そういえばお前もいたか。」
(めろんぱんなちゃんがそういうとおもいだしたかのようにがけへとなげつける。)
メロンパンナちゃんがそういうと思いだしたかのように崖へと投げつける。
(「きゃぁぁぁ!」どぉぉぉぉぉぉん)
「きゃぁぁぁ!」ドォォォォォォン
(ぶぉぉぉぉんどぉぉぉんっ)
ブォォォォン ドォォォンッ
(ろーるぱんながおんそくなみのはやさでなぐる。)
ロールパンナが音速並みの速さで殴る。
(「おっと、もうひとりいたか。だがな、)
「おっと、もう一人いたか。だがな、
(どれだけいかりでつよくなっていようとあたらしいおれをなめるなよ!」)
どれだけ怒りで強くなっていようと新しい俺をなめるなよ!」
(ばいきんまんがそういっているあいだにろーるぱんながまたなぐりかかる。)
ばいきんまんがそう言っている間にロールパンナがまた殴りかかる。
(だがそのときのはんどうをりようされてしまった。)
だがそのときの反動を利用されてしまった。
(ろーるぱんなはこえをだすまもなくにぎりつぶされる。)
ロールパンナは声を出す間もなく握り潰される。
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(ふきとばされたしゅんかんじぶんは、ほしがみえたんだ。)
吹き飛ばされた瞬間自分は、星が見えたんだ。
(めろんぱんなちゃんはちゅうしんからひびがいるようにわれていて、)
メロンパンナちゃんは中心からひびが入るように割れていて、
(しょくぱんまんはぜんたいてきにぼろぼろだった。くりーむぱんだはみぎあたりが)
ショクパンマンは全体的にボロボロだった。クリームパンダは右あたりが
(ぼろぼろにくだけていた。かれーぱんまんは3ふんの1ていどしかのこっていなかった。)
ボロボロに砕けていた。カレーパンマンは3分の1程度しか残っていなかった。
(じぶんのは...ひだりあたりをちゅうしんにひびわれていた。)
自分のは...左あたりを中心にひび割れていた。
(そういえば、じゃむおじさんはながれぼしがあんぱんのなかにはいってぼくがうまれたって)
そういえば、ジャムおじさんは流れ星がアンパンの中に入って僕が生まれたって
(いっていたなあ。ほしはしんぞうのようなものなのである。)
言っていたなあ。星は心臓のような物なのである。
(なんのためにうまれて、なにのためにいきるのだろうか)
なんのために生まれて、何のために生きるのだろうか
(そんなもんだいをこたえられないなんて、そんなのはいやだ。)
そんな問題を答えられないなんて、そんなのはいやだ。
(そうだ。うれしいんだ。 いまをいきることであついこころがもえる。)
そうだ。嬉しいんだ。 今を生きることで熱い心が燃える。
(だからぼくはいくんだ。どこまでも。それがぼくのこたえだ。そして、ほほえんで。)
だから僕は行くんだ。どこまでも。それが僕の答えだ。そして、微笑んで。
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