何百回目のラブソング　Fischer's

(はくしのうえにすいてきであすをかいていく)

白紙の上に水滴で明日を描いていく

(かわけばまたねむればまた)

乾けばまた　眠ればまた

(いちからなにをかこうか)

一から何を描こうか

(なんじかんでもなんどでもはなしをしよう)

何時間でも何度でも話をしよう

(そうきみのことぼくのこと)

そう君のこと　ボクのこと

(それからふたりのこと)

それからふたりのこと

(わらったきみもおこったきみも)

笑った君も　怒った君も

(ぼくだけのぽけっとにしまって)

ボクだけのポケットにしまって

(あふれちゃいそうなおとしてなくしてしまいそうな)

溢れちゃいそうな　落として失くしてしまいそうな

(ぼくにつぶやいたきみはつぶやいた)

ボクにつぶやいた　君はつぶやいた

(はじめまして)

はじめまして

(どうしようもないほどにみらいはすぴーどをかえ)

どうしようもないほどに　未来はスピードを変え

(さかさになってうごいたきみひとりをつれさるように)

逆さになって動いた　君ひとりを連れ去るように

(けんかしてないた１０ねんまえすきあった３ねんまえ)

喧嘩して泣いた10年前　好き合った３年前

(そこぬけたばけつにみたしていたみたいに)

底ぬけたバケツに満たしていたみたいに

(ゆめおとぎばなしのえんでぃんぐてまえ)

夢　御伽噺のエンディング手前

(えいがどらまのわんしーん)

映画　ドラマのワンシーン

(さよならよりとおいあさに)

さよならより遠い朝に

(あのひのえがおとおなじできみはつぶやいた)

あの日の笑顔と同じで　君はつぶやいた

(ところできみのなまえはなんていうんだっけ？)

ところで君の名前は何て言うんだっけ？

(あのひのままのかいがんへふたりでいこう)

あの日のままの海岸へ　二人で行こう

(きみのすきなせいざのしたあさまでてをつなごう)

君の好きな星座の下　朝まで手を繋ごう

(うみにえいしゃしたほしぞらがぜんぶ)

海に映写した星空が全部

(なみまはながれぼしみたいに)

波間は流れ星みたいに

(しあわせだよってはじめてみたってわらって)

幸せだよって　初めて見たって笑って

(そしてつぶやいた)

そしてつぶやいた

(ところできみはだれなの？)

ところで君は誰なの？

(ぼくのなまえはじめてとったしゃったーのまえ)

ボクの名前　初めて撮ったシャッターの前

(ふたりであったきねんびなにひとつおぼえていなくても)

ふたり出会った記念日　何ひとつ覚えていなくても

(そのたびになんぜんかいもなんびゃくまんかいも)

その度に何千回も　何百万回も

(きみにつたえるんだねえあいしているあいしている)

君に伝えるんだ　ねえ愛している　愛している

(たとえこのゆびさきじゃなにも)

たとえ　この指先じゃ何も

(つなぎとめられなくて)

繋ぎとめられなくて

(とほうもないよるにこばまれても)

途方もない夜に拒まれても

(ありがとうなんてわらってきみはつぶやいた)

ありがとうなんて笑って　君はつぶやいた

(ところできみのなまえはなんていうんだっけ？)

ところで君の名前はなんて言うんだっけ？

(かみさまきせきはおこらないんだな)

神様　奇跡は起こらないんだな

(しずけさをまたつつみこむように)

静けさをまた包み込むように

(まどにさしこむひかり)

窓に差し込む光

(きみによりそってきせきをねがって)

君に寄り添って　奇跡を願って

(ひとりぼっちのあさにないた)

一人ぼっちの朝に泣いた

(それでもいいんだそんなのりゆうはたんじゅんさ)

それでもいいんだ　そんなの理由は単純さ

(きみがすきなんだきみがすきなんだ)

君が好きなんだ　君が好きなんだ

(それだけだ)

それだけだ

(どうしようもないほどにみらいはすぴーどをかえ)

どうしようもないほどに　未来はスピードを変え

(さかさになってうごいたきみひとりをつれさるように)

逆さになって動いた　君ひとりを連れ去るように

(けんかしてないた１０ねんまえすきあった３ねんまえ)

喧嘩して泣いた10年前　好き合った３年前

(じゅんぱくのどれすがあらいながして)

純白のドレスが洗い流して

(ゆめおとぎばなしのえんでぃんぐてまえ)

夢　御伽噺のエンディング手前

(えいがどらまのわんしーん)

映画　ドラマのワンシーン

(さよならよりとおいあさに)

さよならより遠い朝に

(あのひのえがおとおなじできみはつぶやいた)

あの日の笑顔と同じで　君はつぶやいた

(ところできみのなまえはなんていうんだっけ？)

ところで君の名前はなんて言うんだっけ？

(きょうもはなしをしよう？)

今日も話をしよう？