制服のマネキン

(きみがなにかをいいかけて)

君が何かを言いかけて

(でんしゃがすぎるこうかせん)

電車が過ぎる高架線

(うごくくちびるよんでみたけど)

動く唇読んでみたけど

(いえすかのーか)

YesかNoか

(かせんじきのやきゅうじょうで)

河川敷の野球場で

(ぼーるをうったきんぞくおん)

ボールを打った金属音

(だまりこんだぼくらのとこへ)

黙り込んだ僕らの所へ

(とんでくればいい)

飛んでくればいい

(いっぽめをふみだしてみなけりゃ)

一歩目を踏み出してみなけりゃ

(なにもはじまらないよ)

何も始まらないよ

(あたまのなかで)

頭の中で

(こたえをだすな)

答えを出すな

(こいをするのはいけないことか)

恋をするのはいけないことか

(ぼくのりょうてにとびこめよ)

僕の両手に飛び込めよ

(わかすぎるそれだけで)

若過ぎるそれだけで

(おとなにじゃまをさせない)

大人に邪魔をさせない

(こいをするのはいけないことか)

恋をするのはいけないことか

(きみのきもちはわかってる)

君の気持ちはわかってる

(かんじょうをかくしたら)

感情を隠したら

(せいふくをきたまねきんだ)

制服を着たマネキンだ

(ふゆがたのきあつはいちに)

冬型の気圧配置に

(こころがひえこみそうだよ)

心が冷え込みそうだよ

(じはんきのかんこーひー)

自販機の缶コーヒー

(きみのてにあげる)

君の手にあげる

(そつぎょうをまってみたところで)

卒業を待ってみたところで

(なにもかわらないだろう)

何も変わらないだろう

(いましかできない)

今しかできない

(ちょいすもあるさ)

チョイスもあるさ

(どんなじぶんをまもってるのか)

どんな自分を守ってるのか

(じゅんじょうのかべこわすんだ)

純情の壁壊すんだ

(けがれなきものなんて)

汚れなきものなんて

(おとながもとめるげんそう)

大人が求める幻想

(どんなじぶんをまもってるのか)

どんな自分を守ってるのか

(ぼくはほんきですきなんだ)

僕は本気で好きなんだ

(そのいしはどこにある)

その意志はどこにある

(せいふくをきたまねきんよ)

制服を着たマネキンよ

(できないんじゃないやってないだけさ)

できないんじゃないやってないだけさ

(みらいのとびらそこにあるのに)

未来の扉そこにあるのに

(ぼくはなんどもさそう)

僕は何度も誘う

(うまれかわるのはきみだ)

生まれ変わるのは君だ

(ぼくにまかせろ)

僕にまかせろ

(こいをするのはいけないことか)

恋をするのはいけないことか

(ぼくのりょうてにとびこめよ)

僕の両手に飛び込めよ

(わかすぎるそれだけで)

若過ぎるそれだけで

(おとなにじゃまをさせない)

大人に邪魔をさせない

(こいをするのはいけないことか)

恋をするのはいけないことか

(きみのきもちはわかってる)

君の気持ちはわかってる

(かんじょうをかくしたら)

感情を隠したら

(せいふくをきたまねきんだ)

制服を着たマネキンだ

(せいふくをきたまねきんだ)

制服を着たマネキンだ