振り返って
記号なしです。
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歌詞(問題文)
(いまでもゆめにみますそれはひどいひんどで)
今でも夢に見ます。それは、ひどい頻度で。
(どこでずれたかはずれたか)
どこでずれたか、外れたか。
(あれからいちにちもかんがえないひがないんだよ)
あれから一日も考えない日がないんだよ。
(いちねんはいがいとながくてぎたーもうたもましになって)
一年は意外と長くて、ギターも歌も増しになって、
(へたくそなうたをもうきかせられないのがざんねんだな)
下手くそな歌をもう聞かせられないのが残念だな。
(ふりかえってみればきみのやさしさだけきわだつ)
振り返ってみれば、君の優しさだけ際立つ。
(ふみにじっていたんだな)
踏み躙っていたんだな。
(わがままでできたわだかまりほどくにはほどとおい)
我侭で出来たわだかまり。解くには程遠い。
(ふりかえったらふりかえったらなにかかわるきがした)
振り返ったら、振り返ったら何か変わる気がした。
(わすれるきなどもうとうないじんせいのいちぶなのだからさ)
忘れる気など毛頭ない。人生の一部なのだからさ。
(いまでもゆめにみますじょしゅせきにすわるきみはいちどもわらわないな)
今でも夢に見ます。助手席に座る君は一度も笑わないな。
(あらねつはいつかとれてしまうさ)
粗熱はいつかとれてしまうさ。
(ずいぶんとまえにいたんだな)
随分と前にいたんだな。
(ひっぱっていくつもりだったそのはずなんだけど)
引っ張っていくつもりだった。そのはずなんだけど。
(どうやらぎゃくだったみたいだ)
どうやら逆だったみたいだ。
(きみのいいぶんにようやくとくしんがいくな)
君の言い分にようやく得心がいくな。
(かわりだすしんごうにかけていく)
変わり出す信号に駆けていく。
(あのあかるさはとってつけたはるだったのか)
あの明るさはとってつけた春だったのか。
(ふりかえったらふりかえったららくになれるきがした)
振り返ったら、振り返ったら楽になれる気がした。
(ぼくのうたをくちずさむなんだかむずかゆくてうれしかった)
僕の歌を口ずさむ。なんだかむず痒くて、嬉しかった。
(きれいないきかたはきみのもろさはただただぼくのひかりだった)
綺麗な生き方は、君の脆さは、唯々、僕の光だった。
(それだけはいっしょうかわらないのだろう)
それだけは一生、変わらないのだろう。
(きみはつよいひとだからよわさによりそうんだな)
君は強い人だから、弱さに寄り添うんだな。
(きみはずっとこんなくらいところにいたのか)
君はずっとこんな暗い所にいたのか。
(みみざわりのいいことばじゃかんちがいさせたか)
耳触りの良い言葉じゃ勘違いさせたか。
(そうだこれは)
そうだ。これは、
(てがみであってししんであって)
手紙であって、私信であって、
(しゃじであってしゃざいであって)
謝辞であって、謝罪であって、
(けっきょくはおなじことだとしてもさ)
結局は同じことだとしてもさ、
(きずつけたいわけじゃないんだ)
傷つけたいわけじゃないんだ。
(いまでもゆめにみますそれはひどいひんどでどこで)
今でも夢に見ます。それは、ひどい頻度で。 どこで、
(ふりかえったらふりかえったらひとつおわるきがした)
振り返ったら、振り返ったら一つ終わる気がした。
(しょうじきにいういないのがこんなにつらいとはおもわなかった)
正直に言う。居ないのがこんなに辛いとは思わなかった。
(はなしすぎたんだなだからだいじなときにことばがたりないんだ)
話過ぎたんだな。だから、大事な時に言葉が足りないんだ。
(きみのかおがうかぶ)
君の顔が浮かぶ。
(ふりかえったらふりかえってもなにもかわらないよな)
振り返ったら、振り返っても何も変わらないよな。
(それもこれでおわるひとつのくぎりにする)
それも、これで終わる。一つの区切りにする。
(きっとなにもかもただしかったことをどうかあなたのせいふくをせつにねがう)
きっと何もかも正しかったことを、どうか、貴女の清福を切に願う。
(ふりかえって)
振り返って。