サザンクロス

(そのむねにしまったひにあこがれた)

その胸にしまった火に憧れた

(のみこまれてけされてしまいそうで)

飲み込まれて消されてしまいそうで

(ゆうやけみたいにあたたかくて)

夕焼けみたいに温かくて

(さびしくてつよかった)

寂しくて強かった

(そのひに)

その火に

(ことばえらんで)

言葉選んで

(あげくまちがえた)

挙げ句間違えた

(よくはれたひをいまだにおもいだす)

よく晴れた日を未だに思い出す

(めをふせたらもううごけなくて)

目を伏せたらもう動けなくて

(きらわれていないこと)

嫌われていない事

(いのるばかり)

祈るばかり

(こころぜんぶみせてくれた)

心全部見せてくれた

(なにひとつできなかったのに)

何ひとつ出来なかったのに

(どんないまをいきていますか)

どんな今を生きていますか

(すきだったうたはまだきこえますか)

好きだった唄はまだ聴こえますか

(くしゃみひとつでわらったなきがお)

くしゃみひとつで笑った泣き顔

(はなれてもそばにいる)

離れても側にいる

(きでいるよ)

気でいるよ

(くちさきだけでつないだ　しらないて)

口先だけで繋いだ　知らない手

(それでもはなさない　ひとりはこわい)

それでも離さない　一人は怖い

(つかれたいきおいか　いろんなことが)

疲れた勢いか　色んな事が

(きせきみたいにおもえて)

奇跡みたいに思えて

(どうしようもない)

どうしようもない

(すこしずつかんじなくなっていく)

少しずつ感じなくなっていく

(くやしかったかえりみちわすれていく)

悔しかった帰り道忘れていく

(そうしなきゃだめなときがくる)

そうしなきゃ駄目な時がくる

(それでもそうできないこともある)

それでもそう出来ない事もある

(だまったままのゆびきり)

黙ったままの指切り

(なにがわからないかわからないまま)

何が解らないか解らないまま

(ほしをよんでいちをしるように)

星を読んで位置を知る様に

(きみのこえでぼくはすすめるんだ)

君の声で僕は進めるんだ

(さよならをいったばしょから)

さよならを言った場所から

(はなれてもきこえるよ)

離れても聞こえるよ

(やくそくが)

約束が

(そのむねにしまったひにあこがれた)

その胸にしまった火に憧れた

(こんなおもいきづかなかったでしょう)

こんな思い気付かなかったでしょう

(そのひがそのめにみえなくても)

その火がその目に見えなくても

(このまぶたのうらにあおくのこる)

この瞼の裏に青く残る

(さよならをいったばしょには)

さよならを言った場所には

(きみのこえがずっとかがやくんだ)

君の声がずっと輝くんだ

(きみがきみをみうしなっても)

君が君を見失っても

(ぼくがみつけだせるよ)

僕が見つけ出せるよ

(きみのこえで)

君の声で

(どんないまをいきていますか)

どんな今を生きていますか

(ぼくのうたがいまきこえますか)

僕の唄が今聴こえますか

(くしゃみひとつでとりもどせるよ)

くしゃみひとつで取り戻せるよ

(はなれてもそばにいる)

離れても側にいる

(きでいるよ)

気でいるよ