ワニと小鳥

(なみだとまらなかったんだだめなぼくはきみをたべた)

涙止まらなかったんだ　ダメな　ボクは君を食べた

(すきなところばかりのきみにあえることもない)

好きなところばかりの君に会えることもない

(いまはすこしおちついてきたよ)

今は少しおちついてきたよ

(でもねぼくはおくびょうだ)

でもね　ボクはおくびょうだ

(じぶんをいじめてるつもりでいかしてる)

自分を　イジメてるつもりで生かしてる

(だからねいつもあたまのうえにとまる)

だからね　いつも頭の上に止まる

(ことりをみあげてみてる)

小鳥を見上げてみてる

(かわいいこえきみのいろすべてだいすきだったんだよ)

かわいい声　君の色すべて大好きだったんだよ

(みにくいぼくにからだをゆだねこころをゆるす)

みにくいボクに体をゆだね　心をゆるす

(もどってきてよ)

戻ってきてよ

(きみのすてきなところも)

君のステキなところも

(ぼくはわからなくなってた)

ボクはわからなくなってた

(いちばんうばってはいけないもの)

一番うばってはいけないもの

(きにいらないことにはらをたててきみをたべた)

気に入らないことにはらを立てて君を食べた

(こうかいしてるよ)

後悔してるよ

(おもいどおりにしたいだなんて)

思い通りにしたいだなんて

(おかしなはなしだ)

おかしな話だ

(ほんきでわらってつぶやいた)

本気で笑ってつぶやいた

(だからねいつもあたまのうえにとまる)

だからね　いつも頭の上に止まる

(ことりをみあげてわらうきみにかさねておもいだしてる)

小鳥を見上げて笑う　君に重ねて思い出してる

(たくさんはなしをして)

たくさん話をして

(こんなぼくならいかしてあげれるかな)

こんなボクなら生かしてあげれるかな

(だからねいつもあたまのうえにとまる)

だからね　いつも頭の上に止まる

(ことりをみあげてみてる)

小鳥を見上げてみてる

(かわいいこえきみのいろすべてだいすきだったんだよ)

かわいい声　君の色すべて大好きだったんだよ

(みにくいぼくはたべないよ)

みにくいボクは食べないよ

(たべないよもう)

食べないよ　もう