iki / Noz.

(ながれてくはざんぞう)

流れてくは残像

(だれかのまえにうごきはじめたすべて)

誰かの前に動き始めた全て

(ふさぎこんだままのおもいも)

塞ぎこんだままの思いも

(ときはなってしまいたくはないかい)

解き放ってしまいたくはないかい

(あふれだしたかんじょう)

溢れ出した感情

(じだいのなみにゆられながらきえて)

時代の波に揺られながら消えて

(ぼとるめーるみたいにだれかに)

ボトルメールみたいに誰かに

(よまれてしまってはくれないか)

読まれてしまってはくれないか

(あああたまのおくで)

ああ　頭の奥で

(あのひをまだかんじている)

あの日をまだ感じている

(ああこころねだけじゃ)

ああ　心根だけじゃ

(いつかおわるとわかっている)

いつか終わると分かっている

(ああそれでもこんなわたしでいいなら)

ああ　それでもこんな私でいいなら

(もういちど)

もう一度

(あるいてくとまらずにいきをする)

歩いてく　止まらずに　息をする

(もうなにもみえないきょりまできて)

もう　何も見えない距離まで来て

(ぼくらのこえはみえなかったものを)

僕らの声は見えなかったものを

(てらしはじめる)

照らし始める

(こんなにもきれいなもののまえでは)

こんなにも綺麗なものの前では

(だれひとりつよがってもなきさけんでも)

誰一人強がっても泣き叫んでも

(きえたりしないから)

消えたりしないから

(ひるいなきはそうぞう)

比類なきは想像

(おもいのままにえがきはじめたすべて)

想いのままに描き始めた全て

(とびこんだわなのたぐいも)

飛び込んだ罠の類も

(それなりにきもちよくはないかい)

それなりに気持ちよくはないかい

(しんじだいのそうぞう)

新時代の想像

(あるいはじぶんだけのひぼんなひびを)

あるいは自分だけの非凡な日々を

(ほこりまみれふるびたよろいをてにとれ)

埃まみれ古びた鎧を　手に取れ

(ああすぎさったひびを)

ああ　過ぎ去った日々を

(かわらぬままあいしている)

変わらぬまま　愛している

(ああやさしさだけじゃ)

ああ　優しさだけじゃ

(むくわれないとわかっている)

報われないと分かっている

(ああそれでもいつか)

ああ　それでもいつか

(おわりがくるならもういちど)

終わりが来るなら　もう一度

(ゆめをだきぜんしんでいきをする)

夢を抱き　全身で　息をする

(こうかいはもうないきょりまできて)

後悔はもう無い　距離まで来て

(ぼくらのこえはしらなかったものを)

僕らの声は　知らなかったものを

(さがしはじめる)

探し始める

(こんなにもはかないもののまえでは)

こんなにも儚いものの前では

(ぼくたちはあらがってもせをむけても)

僕たちは　抗っても　背を向けても

(つながっているんだ)

繋がっているんだ

(もうなにもみえないきょりまできて)

もう何も見えない距離まで来て

(ぼくらのこえはみえなかったものを)

僕らの声は見えなかったものを

(てらしはじめる)

照らし始める

(あすをいきるためにいきをするのは)

明日を生きるために息をするのは

(だれでもないじぶんのためのじんせいだろう)

誰でもない　自分のための人生だろう

(こんなにもきれいなもののまえでは)

こんなにも綺麗なものの前では

(だれひとりつよがってもなきさけんでも)

誰一人　強がっても　泣き叫んでも

(きえたりしないから)

消えたりしないから