破片

(よゆうなんてものはなくてよあけをまつひびから)

余裕なんてものはなくて　夜明けを待つ日々から

(めがさめるとあせをかいているんだ)

目が覚めると汗をかいているんだ

(あなたがわたしにくれるやさしさだけがいつもすきとおっているんだ)

あなたが私にくれる　優しさだけがいつも　透き通っているんだ

(すべてをうけいれたいけどそれほどおとなじゃないみたい)

全てを受け入れたいけど　それほど大人じゃないみたい

(ぜんとあくをすぐにみうしなうほどぼくはちいさいんだ)

善と悪をすぐに見失うほど　僕は小さいんだ

(かんぺきなあなたにこいをしてかくれていたきみにきすをした)

完璧な貴方に恋をして　隠れていた君にキスをした

(ほろにがいあじになれるはずもなくてりそうのあなただけあいした)

ほろにがい味になれるはずもなくて　理想の貴方だけ愛した

(みどりいろでかさなったあのわかいわんるーむはかわらずぼくらふたりをつつんでた)

緑色で重なった　あの若いワンルームは　変わらず僕ら二人を包んでた

(うすくのこるなつかしさになんどもひきよせられときだけがすぎた)

薄く残る懐かしさに　何度も引き寄せられ　時だけが過ぎた

(すべてがみえたしゅんかんからものくろのふぃるたーのように)

全てが見えた瞬間から　モノクロのフィルターのように

(しろとくろがいやなほどにはっきりとぼくのめにうつるんだ)

白と黒が嫌なほどにはっきりと　僕の目にうつるんだ

(かんぺきなあなたにこいをしてかくれていたきみにきすをした)

完璧な貴方に恋をして　隠れていた君にキスをした

(ほろにがいあじになれるはずもなくてりそうのあなただけあいした)

ほろ苦い味になれるはずもなくて　理想の貴方だけ愛した

(うぬぼれたままのあいはきみにはにあわないでしょう)

自惚れたままの愛は　君には似合わないでしょう

(すべてをつつみこむようなそんなひとにはなれないの)

全てを包み込むような　そんな人にはなれないの

(わかれぎわまでかわれないわたしをゆるさないでよ)

別れ際まで変われない私を許さないでよ

(はへんがとびちるまえにせなかをむけてさようなら)

破片が飛び散る前に　背中を向けて、さようなら

(かんぺきなあなたにこいをしてかくれていたきみにきすをした)

完璧な貴方に恋をして　隠れていた君にキスをした

(ほろにがいあじになれるはずもなくてりそうのあなただけあいした)

ほろ苦い味になれるはずもなくて　理想の貴方だけ愛した

(かんぺきなあなたにこいをしてかくれていたきみにきすをした)

完璧な貴方に恋をして　隠れていた君にキスをした

(きれいなおわりがぼくらをまつなんてりそうにしかすぎないんだ)

綺麗な終わりが僕らを待つなんて　理想にしか過ぎないんだ

(かんぺきなあなただけ)

完璧な貴方だけ