ki ki kai kai

(まちのちつじょはぼくのからだよりもはやくゆがみだした)

まちの秩序は　ぼくの躯よりも早く　歪み出した

(つんざくようにうたうように)

劈くように　謳うように

(やみがおしよせるおとがするんだ)

闇が押し寄せる音がするんだ

(かなしいかこもうしなうゆめも)

悲しい過去も　失うユメも

(かずしれずひとしれず)

数知れず　人知れず

(こころはがれてしまうまえに)

心剥がれて　仕舞う前に

(そっとよびとめてぼくのことを)

そっと　呼び止めて　僕の事を

(よみがえりよみがえし)

ヨミガヱリ　ヨミガヱシ

(いくせんのとおせんぼ)

幾千の　通せんぼ

(うきようきよ)

浮き世　憂き夜

(うそもしんじつもたいさないよ)

嘘も真実も大差ないよ

(ちぐはぐだったぼくらの)

チグハグだったぼくらの

(からだしんぱくすうかぞえあった)

カラダ　心拍数　数え合った

(ささめくようなきみのからだ)

ささめくような　キミの躯

(つながりあえるようなきがして)

繋がり合えるような気がして

(じかんがないのひとのつぎめも)

時間がないの　ヒトの継ぎ目も

(あいまいなままのりんね)

曖昧なままの輪廻

(「そのかなしみもなげきもぜんぶ)

「その悲しみも　嘆きも全部

(うけとめてあげる」)

受け止めてあげる」

(ききかいかいそうかいぼくはそろそろ)

キキカイカイ　そうかい　ぼくは　そろそろ

(いかなきゃいけないじかんなのかい？)

行かなきゃいけない時間なのかい？

(だいじょうぶもうきみはおにじゃない)

大丈夫　もう　キミは　オニじゃない

(ぼくがおにになっただけなの)

ぼくがオニになった　だけなの

(ききかいひさんざんうきよかいざん)

危機回避 　散々　浮き世改竄

(ひにはえたべにいろのかを)

日に映えた紅色の果を

(だいじょうぶきっとまた、あえるから)

大丈夫　“きっとまた、会えるから”

(どうかすくわれたけつまつをください)

どうかすくわれた結末を下さい

(かい、さい、かい、かい？)

解、差異、壊、怪？

(まちのちつじょはぼくのからだよりもはやく)

まちの秩序は　僕の躯よりも早く

(くずれだした)

崩れ出した

(うごめくようなしゅらのような)

蠢くような　修羅のような

(やみをばらまくおとがするんだ)

闇をばらまく音がするんだ

(りふじんすぎたたとえばそんな)

理不尽すぎた　例えば其んな

(ものがたりたぐりよせて)

物語　手繰り寄せて

(よみからかえりよみからかえし)

黄泉から還り　“読み”から返し

(もっとつよくぼくをみつめて)

もっと強く　ぼくを魅つめて

(よみがえりよみがえし)

ヨミガヱリ　ヨミガヱシ

(いくせんのとおせんぼ)

幾千の　通せんぼ

(うきようきよ)

浮き世　憂き夜

(おぼれたぼくのからだじゃせかいを)

溺れたぼくの躯じゃ　世界を

(すくうことなどできないけど)

すくう事など出来ないけど

(ゆらいでもいいぼくのこえをつかんで)

揺らいでも善い　ぼくの声を　掴んで

(さいごのげーむをおわらせよう)

最後の問題を終わらせよう

(ききかいかいそうかいぼくはそろそろ)

キキカイカイ　そうかい　ぼくはそろそろ

(いかなきゃいけないじかんなのかい？)

行かなきゃいけない時間なのかい？

(だいじょうぶさあなみだをふいて)

大丈夫　さあ　涙を拭いて

(えがいてたひびをとりもどそう)

描いてた日々を　取り戻そう

(きしかいせいしたいこともできないけど)

起死回生　シタイ事も　出来ないけど

(このおもいつたわりますように)

この想い　伝わりますように

(だいじょうぶきっとまた、あえるから)

大丈夫　“きっとまた、会えるから”

(どうかすくわれたけつまつを、どうか)

どうかすくわれた結末を、どうか

(たとえつないだこのてがはなれても)

たとえ繋いだ　この手が離れても

(さよならなんていわないから)

サヨナラなんて云わないから

(あさひにはえたべにいろのいんがを)

朝日に映えた紅色の因果を

(きみはわらってみおくればいい)

キミは笑って魅送れば善い

(からだのないぼくをみおくってつぎは)

躯のないぼくを魅送って　次は

(きみがてをさしのべるばんだ)

キミが手を差し伸べる番だ

(たとえつないだこのてがはなれても)

たとえ繋いだ　この手が離れても

(だいじょうぶだとやくそくしてくれる)

“大丈夫”だと　約束してくれる

(かい、さい、かい、さい、かい)

かい、彩、回、再、会