意味が分かると怖い話290 概要欄に説明あり
解説
なぜ翌日からぱったりといじめがなくなってしまったのか。
答えは簡単で、不良が死んだからです。
なぜか、それは「俺の弁当を食った」からです。
俺の暴力に頭を悩ましていた母は、弁当に毒を仕込んで渡しました。
そこで、本来であれば俺が死ぬはずでしたが、不良が奪って食べたため、不良がなくなりましたとさ。
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問題文
(ちゅうがっこうにはいってからおれはずっといじめられていた。)
中学校に入ってから俺はずっといじめられていた。
(じぶんのもちものにひどいことかかれたり、)
自分の持ち物にひどいこと書かれたり、
(なぐられたりもしていて、)
殴られたりもしていて、
(おれはちょっとうつになっていた。)
俺はちょっと鬱になっていた。
(だから、しんぱいしてくれているははにぼうりょくをふるうこともあった。)
だから、心配してくれている母に暴力を振るうこともあった。
(すごくあれたひのあさ)
すごく荒れた日の朝
(かおをはらしたははがえがおで)
顔を腫らした母が笑顔で
(「きょうはあなたのだいすきなはんばーぐがはいってるから」)
「今日はあなたの大好きなハンバーグが入ってるから」
(こういってべんとうをわたしてくれた。)
こういって弁当を渡してくれた。
(もうしわけないやらなさけないやらでおれはなきながらがっこうへいった。)
申し訳ないやら情けないやらで俺は泣きながら学校へ行った。
(そのひのひるにふりょうがからんできた。)
その日の昼に不良が絡んできた。
(せっかくかあちゃんがつくってくれたべんとうなのに)
せっかく母ちゃんが作ってくれた弁当なのに
(おひるをわすれたからとかなんとかでべんとうをうばわれてしまった。)
お昼を忘れたからとか何とかで弁当を奪われてしまった。
(がっこうをとびだして)
学校を飛び出して
(くやしくてなきながらおれはいえにかえった。)
悔しくて泣きながら俺は家に帰った。
(いえについたらかあちゃんがいて、)
家に着いたら母ちゃんがいて、
(はじめてそうたいしたおれにおどろきながらも)
初めて早退した俺に驚きながらも
(つよくだきしめてくれた。)
強く抱きしめてくれた。
(つぎのひからいじめはぱったりとなくなった。)
次の日からいじめはぱったりとなくなった。