意味が分かると怖い話294 概要欄に説明あり

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嫉妬を極めた彼女
この話呼んだ時思わず吹き出してしまいました。
いやありえん。と
でも極めた彼女ならあり得るんですかね?

・・・・・いやねえわな


解説
妻の最後の言葉、なぜ元気な男の子と限定したのでしょうか。
つまり、嫉妬深い妻は、おなかの中の女の子をかわいがっている夫に嫉妬して、わざと流産したというわけです。

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問題文

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(おれはながねんつれそってきたかのじょと、けっこんすることになった。)

俺は長年連れ添ってきた彼女と、結婚することになった。

(かのじょはしっとしんがつよいこで、)

彼女は嫉妬心が強い子で、

(おれがほかのおんなのことすこしはなしただけでもすぐふきげんになる。)

俺がほかの女の子と少し話しただけでもすぐ不機嫌になる。

(でもかのじょはうわきをまったくしないし、)

でも彼女は浮気を全くしないし、

(「おれだけをあいしてる」ってなんどもいってくれた。)

「俺だけを愛してる」って何度も言ってくれた。

(それでおれはけっこんすることをきめた。)

それで俺は結婚することを決めた。

(きょしきがおわって、ふたりのけっこんせいかつがすたーとした。)

挙式が終わって、二人の結婚生活がスタートした。

(つまはおれをまいあさげんかんでみおくって、)

妻は俺を毎朝玄関で見送って、

(よるはかならずりょうりをつくってまっていてくれる。)

夜は必ず料理を作って待っていてくれる。

(おれはほんとうにしあわせものだ。)

俺は本当に幸せ者だ。

(すうねんご、つまがはじめてこどもをみごもった。)

数年後、妻が初めて子供を身ごもった。

(いしゃによるとおんなのこだそうだ。)

医者によると女の子だそうだ。

(おれはおおよろこびして、)

俺は大喜びして、

(つまもじぶんのおなかをなでながらよろこんでいた。)

妻も自分のお腹をなでながら喜んでいた。

(やがておなかもでてきて、)

やがてお腹も出てきて、

(おれはもうすぐうまれてくるわがこのようすがきになってしかたがなかった。)

俺はもうすぐ生まれてくる我が子の様子が気になって仕方がなかった。

(あさおきたとき、よるねるまえ。)

朝起きた時、夜寝る前。

(おれはまいにちのようにつまのおなかにみみをあてて、わがこをかわいがった。)

俺は毎日のように妻のお腹に耳を当てて、我が子をかわいがった。

(あるひびょういんからいっぽんのでんわがなった。)

ある日病院から一本の電話が鳴った。

(つまがりゅうざんしたそうだ。)

妻が流産したそうだ。

など

(おれはつまがかつぎこまれていったびょういんへいそいだ。)

俺は妻が担ぎ込まれていった病院へ急いだ。

(そこでおれは、さんふじんかのせんせいからりゅうざんのじじつをつげられた。)

そこで俺は、産婦人科の先生から流産の事実を告げられた。

(おれはびょうしつでねているつまのところへむかった。)

俺は病室で寝ている妻のところへ向かった。

(つまはつかれたような、かなしいようなめでまどのそとをながめていた。)

妻は疲れたような、悲しいような目で窓の外を眺めていた。

(「ざんねんだったな・・・」おれはことばをふりしぼっていった。)

「残念だったな・・・」俺は言葉を振り絞っていった。

(つまは「そうね・・・」とつぶやいた。)

妻は「そうね・・・」とつぶやいた。

(そのあとに、つまはこうつづけた。)

そのあとに、妻はこう続けた。

(「でもね、あたしまたこどもつくるよ。)

「でもね、あたしまた子供作るよ。

(あのこのぶんまでいきられるようなげんきなおとこのこをね。」)

あの子の分まで生きられるような元気な男の子をね。」

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