華鳥風月

(ああはなのようにあざやかにああとりのようにゆうがに)

嗚呼華のように鮮やかにさあ嗚呼鳥のように優雅に

(ああかぜまかせもここちよいさあああつきあかりてらされて)

嗚呼風まかせも心地よいさあ嗚呼月明り照らされて

(ただしさなんてものひとのものさしによってかわる)

正しさなんてもの人のモノサシによって変わる

(このせかいふへんあるとするならばかちょうふうげつおごそかでうつくしいもの)

この世界不変あるとするならば華鳥風月厳かで美しいもの

(こうかいをしてまなびまたあゆもうにどとあやまちくりかえさぬように)

後悔をして学びまた歩もう二度と過ち繰り返さぬように

(れきしとはかわらぬかんじょうがめぐりめぐってきずつけてわかいされたせかいのせいちょう)

歴史とは変わらぬ感情が廻り廻って傷付けて和解された世界の成長

(ただしさなんてものおとなにもわからないげんそう)

正しさなんてもの大人にも分からない幻想

(このせかいふへんあるとするならばかちょうふうげつおだやかでなつかしきもの)

この世界不変あるとするならば華鳥風月穏やかで懐かしきもの

(よごれぬことがせいぎなのだろうか)

汚れぬことが正義なのだろうか？

(あやまちのなかにあるけじめにみせられしったけがれをおそれぬあいもただしさということ)

過ちの中にあるけじめに魅せられ知った穢れを恐れぬ愛も正しさと言うこと

(かたちないからこそかんじようとおもえるそれも)

形無いからこそ感じようと思えるそれも

(いけるものすべてうちがわにもつかちょうふうげつはかれないからいみがある)

生けるものすべて内側に持つ華鳥風月測れないから意味がある

(だからこそあいをさまよう)

だからこそ愛を彷徨う

(かなしめるこころもいかれるやさしささえもきっと)

悲しめる心も怒れる優しささえもきっと

(いけるものすべてうちがわにもつかちょうふうげつどこまでもうつくしくなれ)

生けるものすべて内側に持つ華鳥風月何処までも美しくなれ

(いつまでもうつくしくあれ)

いつまでも美しくあれ