シーサイド

(そういつかのきみのかおりの)

そういつかの　君の香りの

(しーさいどおぼえている)

シーサイド　覚えている

(かぜがかぜがつよくないでる)

風が風が　強く凪いでる

(てをにぎって)

手を握って

(きみがなんどもまばたきをするたびに)

君が何度も　瞬きをするたびに

(なんどもむねがこがれる)

何度も　胸が焦がれる

(きっとこのかんじょうをしるにはろくじょうひとまはせまかった)

きっとこの感情を知るには　六畳一間は狭かった

(なにもいらないというにはわかすぎたね)

何も要らないと言うには　若すぎたね

(ぶらんくぶらんく)

ブランク　ブランク

(うめることをあきらめて)

埋めることをあきらめて

(でゅーすでゅーすでゅーす)

デュース　デュース　デュース

(このさきになにもない)

この先に何もない

(そういつかのきみのことばの)

そう　いつかの　君の言葉の

(さざなみがゆらいでいる)

さざなみが　揺らいでいる

(こえがこえがふるえきえてく)

声が声が　震え消えてく

(いまさらって)

今　さらって

(ぼくがなんどもくちびるをつむぐたび)

僕が　何度も唇を　紡ぐたび

(なんどもきみがわらうから)

何度も　君が笑うから

(きっとこのかんじょうをしるには)

きっとこの感情を知るには

(すてることすらいとわないで)

捨てることすらいとわないで

(はなさないでというにはずるすぎたね)

離さないでというには　ズルすぎたね

(くらいくらい)

クライクライ

(かさをさすことをやめないで)

傘をさすことをやめないで

(じゅーすじゅーすじゅーす)

ジュース　ジュース　ジュース

(きいろいくつをまだおもってる)

黄色い靴をまだ思ってる

(きいろいくつをはいてたときあおいあおいうみのようなきもちだった)

黄色い靴をはいてた時　蒼い蒼い　海のような気持ちだった

(ろくじょうひとまはせまかったうんとうんとせまかった)

六畳一間は狭かった　うんとうんと狭かった

(でもなにもいらないというにはひろすぎたね)

でも何もいらないというには広すぎたね

(ぶらんくぶらんく)

ブランク　ブランク

(うめることをあきらめて)

埋めることをあきらめて

(でゅーすでゅーすでゅーす)

デュース　デュース　デュース

(このさきになにもない)

この先に何もない

(きみのかおりのしーさいど)

きみの香りのシーサイド