走馬灯

(きづいたら)

気づいたら

(どこかしらないばしょにきていた)

どこか知らない場所に来ていた

(とめどなく)

止めどなく

(ながれるしゃそうはもうみあきた)

流れる車窓はもう見飽きた

(なにをしようとしたのかもわすれて)

何をしようとしたのかも忘れて

(だいじなものをみおとしてきたことも)

大事なものを見落としてきたことも

(かんがえることがふえてきて)

考えることが増えてきて

(だいじなことわすれても)

大事なこと忘れても

(きみのせいじゃない)

君のせいじゃない

(ぼくのせいでもない)

僕のせいでもない

(ありふれてたみらいが)

ありふれてた未来が

(かわっただけ)

変わっただけ

(もう)

もう

(ねごとがとまらなくなるまえに)

寝言が止まらなくなる前に

(やめとこう)

やめとこう

(やるせなく)

やるせなく

(かおをかくしたひとのすがた)

顔を隠した人の姿

(おもいやる)

思いやる

(みあげたりそうはぼくにもあった)

見上げた理想は僕にもあった

(どこにいこうとしたのかもわすれて)

どこに行こうとしたのかも忘れて

(だいじななにかにであえなくとも)

大事な何かに出会えなくとも

(さんざんなことがふえてきて)

散々なことが増えてきて

(だいじなものなくしても)

大事なもの失くしても

(きみのせいじゃない)

君のせいじゃない

(ぼくのせいでもない)

僕のせいでもない

(ありふれてたみらいが)

ありふれてた未来が

(かわってくだけ)

変わってくだけ

(もう)

もう

(ねごとがとまらなくなるまえに)

寝言が止まらなくなる前に

(ひびよりそいまたはなれ)

日々寄り添いまた離れ

(さらばとねがいまとうぼくのすがたは)

さらばと願い纏う僕の姿は

(さらしあいまたいたむ)

晒し合いまた痛む

(あいとすりへるぼくのこころは)

愛とすり減る僕のこころは

(きみのせいじゃない)

君のせいじゃない

(ぼくのせいでもない)

僕のせいでもない

(ありふれてたみらいが)

ありふれてた未来が

(かわっただけ)

変わっただけ

(もう)

もう

(すべてわすれてしまうまえに)

全て忘れてしまう前に

(おもいだそう)

思い出そう

(よりそいまたはなれ)

寄り添いまた離れ

(さらばとねがいまとうぼくのすがたは)

さらばと願い纏う僕の姿は

(さらしあいまたいたむ)

晒し合いまた痛む

(あいをゆるしてくれ)

愛を許してくれ