Ａｒｋ／川嶋あい

(もしもせかいがひとつのふねならのせていきたいひときれのあいを)

もしも世界が一つの船なら 乗せていきたいひときれの愛を

(いつかしんじたかくされためろでぃーうたってほしいなつかしいばしょで)

いつか信じた 隠されたメロディー 歌ってほしいなつかしい場所で

(このままわすれさられたまいごのけものになるのそしたらかこはみえない)

このまま忘れ去られた迷子のケモノになるの そしたら過去は見えない

(うしなうことがこわくてなにもほしがらないのむいみだとしったけれど)

失うことが恐くて何もほしがらないの 無意味だと知ったけれど

(そらよつれていってわたしをうそのないじゆうがほしい)

空よ 連れて行って私を 嘘のない自由がほしい

(うつくしくまうちょうのようにあいのはなをさがすから)

美しく舞う蝶のように 愛の花を探すから

(まわりだしたじかんのはぐるまなぜかひとりだけとめてるようで)

回り出した時間の歯車 なぜか一人だけ止めてるようで

(つちにかえったわたしのねがいをてさぐりでみつけてくれるでしょう？)

土にかえった私の願いを 手探りで見つけてくれるでしょう?

(ゆめみがらすのまどにそっとかぜがふきかけてわたしをよびさましてる)

夢見ガラスの窓に そっと風が吹きかけて 私を呼び覚ましてる

(あゆみつづけたみちにおわりのもじはないのやっときづいたえいえん)

歩み続けた道に終わりの文字はないの やっと気づいた永遠

(ときよかなしいよるをへてはやくあさをつれてきて)

時よ 悲しい夜を経て早く朝を連れてきて

(にしのそらにひかるほしがこころゆらしているから)

西の空に光る星が心揺らしているから

(あいよひとりなくわたしにさいごのいばしょください)

愛よ 一人泣く私に最後の居場所下さい

(なみだかれはてるまでいいこころつなぐいとください)

涙かれはてるまでいい 心つなぐ糸下さい

(うみよおもいでさらってよだいちごとみらいにかえて)

海よ 思い出さらってよ 大地ごと未来に変えて

(にどとかえれなかったばしょあすふぁるとへきえていく)

二度と帰れなかった場所 アスファルトへ消えて行く