オッドアイ

(どうなってもいいさ)

どうなってもいいさ

(あーけーどぬけはずれたままれーる)

アーケード抜け外れたままレール

(あおくまみれてるめいず)

青くまみれてるメイズ

(ぜんぶくだらないわ)

全部くだらないわ

(そめたえりあし)

染めた襟足

(かくしきれないこどくのにおい)

隠しきれない孤独の匂い

(よるのいばしょをさがしてはまた)

夜の居場所を探してはまた

(どうどうめぐりとつもるこうかい)

堂々巡りと積もる後悔

(がえりのかいのないゆめうつつ)

帰りの会のない夢うつつ

(なぁあたしはまだこれでいいだろう)

なぁあたしはまだこれでいいだろう？

(わんこいんのきょうたい)

ワンコインの筐体

(ふるくなったでぃすぷれい)

旧くなったディスプレイ

(こうふくなどおそれつかめない)

幸福など恐れ掴めない

(なんでまたないてるんだろうな)

なんでまた泣いてるんだろうな

(ちがいなきいなにおぼれてく)

違いなき「否」に溺れてく

(からっぽなけものみたいににごったおっどあい)

空っぽな獣みたいに濁ったオッドアイ

(からまってびょうしんざんよをどううめたって)

絡まって秒針残余をどう埋めたって

(あざむいただけみたせないでしょう)

欺いただけ 満たせないでしょう

(くらんべりーなあいとないふ)

クランベリーな愛とナイフ

(ちりぢりなまいにちゆるされぬおもいを)

散々な毎日 許されぬ想いを

(だりなだりなぜんぶ)

ダリなダリな全部

(だれもかれもふぇいく)

誰も彼もフェイク

(いれぎゅらーにとべよ)

イレギュラーに飛べよ

(ぱっちわーくされたしく)

パッチワークされた詩句

(ｇａｍｅｏｖｅｒぜつぼうかん)

GAMEOVER 絶望感

(ねずのばんぜんぶのーかん)

寝ずの番 全部ノーカン

(かなたからただただはかなさが)

彼方からただただ儚さが

(かたわらのあだばな)

傍らの徒花

(あたまちゅうはばらばらだな)

頭中はバラバラだな

(あきばこののうでいい)

空箱の脳でいい

(えんえんてんでなやましいね)

延々てんで悩ましいね

(じゅっちゅうはっくころんでしきゅう)

十中八苦転んで死球

(もうあんたもにせものでもいいよ)

もうあんたも偽物でもいいよ

(うそでいいよ)

嘘でいいよ

(まじたりぃよ)

まじたりぃよ

(ふぁにーばにーになってとんでみたい)

ファニーバニーになって飛んでみたい

(ばかになってちょうだいなってちょうだい)

馬鹿になって頂戴？ なって頂戴？

(つぎはぎだらけのままで)

継ぎ接ぎだらけのままで

(いかされたひびにいみよあれ)

生かされた日々に意味よあれ

(ちょくしゃにっこうをさけ)

直射日光を避け

(ほぞんしてたこころね)

保存してた心根

(かいふうしてくらいつくしたい)

開封して喰らい尽くしたい

(なんでまたないてるんだろうな)

なんでまた泣いてるんだろうな

(ちがいなきいなにおぼれてく)

違いなき「否」に溺れてく

(からっぽなけものみたいににごったおっどあい)

空っぽな獣みたいに濁ったオッドアイ

(からまってびょうしんざんよをどううめたって)

絡まって秒針残余をどう埋めたって

(あざむいただけみたせないでしょう)

欺いただけ 満たせないでしょう

(くらんべりーなあいとないふ)

クランベリーな愛とナイフ

(ちりぢりなまいにちゆるされぬおもいを)

散々な毎日 許されぬ想いを

(たいくつをうめるげーむせんたー)

退屈を埋めるゲームセンター

(とれなくてないてまたまどって)

取れなくて泣いてまた惑って

(ゆめにみたようなあおじゃしんを)

夢に見たような青写真を

(にぎりしめたままどこまでおこなけるのかな)

握り締めたまま何処まで行けるのかな