TVの国からキラキラ

(ねえこんなのしんじていいのああわたしはうそだとおもう)

ねえこんなの信じていいの　ああ　わたしは嘘だと思う

(ふるいしょうじょまんがのまるでひろいんみたい)

古い少女マンガの　まるでヒロインみたい

(いつもゆめみていたあのひとがわたしのことすきらしいのよ)

いつも夢みていた　あのひとが　わたしのこと好きらしいのよ

(よぞらのほしもきらきらわたしのひとみきらきら)

夜空の星もキラキラ　わたしの瞳キラキラ

(おはないっぱいふわふわとんでいるわ)

お花いっぱいフワフワ　飛んでいるわ

(みつめられたらきらきらかれのひとみもきらきら)

見つめられたらキラキラ　彼の瞳もキラキラ

(みつめかえせばどきどきどうなるかしら)

見つめかえせばドキドキ　どうなるかしら

(ねえかみさまじょうだんですかああゆめならさめずにいてよ)

ねえ　神様　冗談ですか　ああ　夢ならさめずにいてよ

(だけどしょうじょまんがはいつもはっぴーえんど)

だけど少女マンガは　いつもハッピーエンド

(たぶんゆうひのなかあのひとがわたしのことだきしめるでしょう)

たぶん夕陽のなか　あのひとが　わたしのこと抱きしめるでしょう

(なみだおちてもきらきらおもいでになるきらきら)

涙落ちてもキラキラ　思い出になるキラキラ

(まちのけしきもきらきらかがやいてる)

街の景色もキラキラ　輝いてる

(かれのほほえみきらきらまぶしいくらいきらきら)

彼の微笑みキラキラ　まぶしいくらいキラキラ

(わたしのひとみきらきらもうもどれない)

わたしの瞳キラキラ　もうもどれない

(「ねえきみってきらきら」)

「ねえ　君ってキラキラ」

(ともだちのかおきらきらせんせいのかおきらきら)

ともだちの顔キラキラ　先生の顔キラキラ

(かんにんぐさえさらさらなんだかへん)

カンニングさえサラサラ　なんだかヘン

(こくばんまでもきらきらこいのひかりできらきら)

黒板までもキラキラ　恋の光でキラキラ

(なにもかもがきらきらもうもどれない)

なにもかもがキラキラ　もうもどれない