破顔/official髭男dism

(かえりみちのらいと)

帰り道のライト

(なんらかのあいずを)

何らかの合図を

(むきしつにはなつびるたちの)

無機質に放つビルたちの

(なまえはしらんよ)

名前は知らんよ

(でもありがとう)

でもありがとう

(ひらいてくこころのはんにゅうぐち)

開いてく心の搬入口

(あたたかなまどかーてんのおくを)

暖かな窓　カーテンの奥を

(おしはかることはやぼだけど)

推し量ることは野暮だけど

(しあわせねがうよ)

幸せ願うよ

(ぐらしのさいんを)

暮らしのサインを

(くれたかおもしらぬなかまたち)

くれた顔も知らぬ仲間たち

(あなたがいるなら)

あなたが居るなら

(じんせいはきょうもへいわだ)

人生は今日も平和だ

(とうていぼくじゃはらえもしないような)

到底僕じゃ払えもしないような

(ふかいやみさえもぼやかしてしまう)

深い闇さえもぼやかしてしまう

(まちのたそがれのじんせいの)

街の誰そ彼の人生の

(むすうのうつくしさにとほうにくれる)

無数の美しさに途方に暮れる

(ためいきをつくと)

ため息をつくと

(とめてよってちょっと)

止めてよってちょっと

(しかってくるおかしなやつがいる)

叱ってくるおかしな奴がいる

(ことばではないよてんめつのれっど)

言葉ではないよ　点滅のレッド

(およぐよりんにりんざかなのむれ)

泳ぐ四輪二輪魚の群れ

(ながめてたぼくのにもつはえみへとかわった)

眺めてた僕の荷物は笑みへと変わった

(とうていひとりじゃつくれもしないような)

到底ひとりじゃ作れもしないような

(あいちゃくのわくしわのひとつひとつ)

愛着の湧くシワのひとつひとつ

(きみのあなたのおまえたちの)

君のあなたのお前たちの

(そのたのもしさにとほうにくれる)

その頼もしさに途方に暮れる

(きえてくらいと)

消えてくライト

(しずけさとともに)

静けさと共に

(ともりだすらいと)

灯り出すライト

(かわるがわる)

代わる代わる

(おとずれるよるを)

訪れる夜を

(いきぬくためのだいじなひかりを)

生き抜くための大事な光を

(やどしてるだれも)

宿してる誰も

(とどいてるちゃんとちゃんとちゃんと)

届いてるちゃんと　ちゃんと　ちゃんと

(とうていぼくじゃはらえもしないような)

到底僕じゃ払えもしないような

(ふかいやみさえもぼやかしてしまう)

深い闇さえもぼやかしてしまう

(まちのたそがれのじんせいの)

街の誰そ彼の人生の

(むすうのうつくしさにとほうにくれる)

無数の美しさに途方に暮れる

(きっとぼくらはうけとってしまう)

きっと僕らは受け取ってしまう

(いろんなきょうふもいろんなかなしみも)

色んな恐怖も色んな悲しみも

(それをせおったものどうしだからこそ)

それを背負ったもの同士だからこそ

(たがいをてらしあってはわらう)

互いを照らし合っては笑う

(すべてのらいと)

全てのライト

(おやすみありがとう)

おやすみありがとう

(とどいてるちゃんと)

届いてるちゃんと

(ちゃんと)

ちゃんと